新型クリオ(ルーテシア)にスポーティーバージョン|Renault
Renault Clio GT 120 EDC|ルノー ルーテシア GT 120 EDC
新型クリオ(ルーテシア)にスポーティーな「GT」追加
ルノーは、2012年9月のパリモーターショーでワールドプレミアを果たし、ルノー・スポール(R.S.200 EDC)、エステートとモデルレンジを増やしてきた「クリオ(ルーテシア)」に、あらたなモデル「GT 120 EDC」を設定し、フランスで発売を開始した。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
ルノー・スポールの手がけたシャシーを採用
新型クリオ(ルーテシア)にあらたに追加された「GT 120 EDC」は、通常モデルと、ホットハッチバージョンたる「R.S.(ルノー・スポール)」の間をうめる、スポーティモデルという位置づけだ。
外観上は、LEDがついたフロントバンパー、17インチのGTアロイホイール、ツインエグゾーストテールパイプを装備し、さらに内装にもパドルシフトやR.S.Driveスイッチといったスポーティな機構を採用。インテリアもGT用のものとなる。
パワートレインは、その名前のとおり「TCe 120」と呼ばれる1.2リッターターボエンジンに、6段のデュアルクラッチトランスミッションとなる「EDC(エフィシエント デュアル クラッチ)」を組みあわせる。
最高出力は120ps、最大トルクは190Nm、欧州測定値の燃費が5.2ℓ/100kmという値は、おなじエンジンを搭載する通常モデルと変わることはないものの、シャシーには、ルノー・スポール・テクノロジーが手がけたスポーツシャシーを採用。さらにフロントサスペンションの剛性が40パーセント、ダンパーは30パーセント高められており、鋭いハンドリングを実現しているという。また、パワーステアリングやアクセルペダル、トランスミッションの特性を変更できる「R.S.Drive」も備わっている。
このクリオ GT 120 EDC、ボディタイプは5ドアハッチバックのほかに、エステートにも設定。フランスでの価格は20,990ユーロ(エステートは21,590ユーロ)とアナウンスされている。
Renault Clio GT 120 EDC|ルノー ルーテシア GT 120 EDC
ボディサイズ|
(ハッチバック)全長4,063 × 全幅1,732 × 全高1,448 mm
(エステート)|全長4,267 × 全幅1,732 × 全高1,445 mm
ホイールベース|2,589 mm
トレッド 前/後|1,498 / 1,498 mm
最低地上高|120 mm
最小回転半径|5.3メートル
重量|(ハッチバック)1,090 kg (エステート)1,124kg
エンジン|1,197 cc 直列4気筒 ターボ
ボア×ストローク|72.2 × 73.1 mm
最高出力| 88 kW(120 ps)/ 4,900 rpm
最大トルク|190 Nm /2,000 rpm
トランスミッション|6段オートマチック(EDC)
駆動方式|FF
トランク容量|(ハッチバック)300-1,146リットル (ステート)443-1,380リットル
タイヤ|205/45R17
燃費|(ハッチバック)5.2 km/ℓ (エステート)5.4 km/ℓ
CO2排出量|(ハッチバック)120 g/km (エステート)124 g/km
0-100km/h加速|9.4 秒
最高速度|199 km/h
価格|(ハッチバック)20,990ユーロ (エステート)21,590ユーロ