ルノー、新型「ルーテシア」(クリオ)発表|Renault
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月11日

ルノー、新型「ルーテシア」(クリオ)発表|Renault

Renault Clio (Lutecia)|ルノー ルーテシア(クリオ)

新型「ルーテシア」(クリオ)発表

フランスのルノーは、コンパクトカー「ルーテシア」(本国名:クリオ)をフルモデルチェンジし発表した。今回のモデルチェンジで4代目。エンジンはいずれも新しいガソリン2機種、ディーゼル1機種の展開。ボディ形状は5ドアのみとなる。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

3つのあたらしいエンジン

今回のあたらしいルーテシア(クリオ)、エンジンのラインナップは3種類。どれも新開発のエンジンとなる。「Energy TCe 90」は、ルノー初の900cc 3気筒ターボで、最高出力90ps。最大トルク135Nmの90パーセントを1,650rpmという低回転域から発生させる。環境負荷の面でも、燃費が4.3ℓ/100km(およそ23.2km/ℓ)、CO2排出量は99g/kmきわめて良好な性能を誇る。

いっぽうの1.5リッターディーゼルエンジン「Enegry dCi 90」は最高出力90ps、最大トルク220Nmを発揮。燃費は3.2ℓ/100km(およそ31.25ℓ/100km)、CO2排出量は83g/kmとさらに高い環境性能を謳う。

そして、2013年前半にも登場するもっともハイパワーな「TCe 120」は、1.2リッター4気筒のガソリンエンジンながら最高出力120ps、1,750rpmから最大トルク190Nmを発揮。これに、ルノーの小型車では初採用となる、EDC(Efficient Dual Clutch)とよばれる、デュアルクラッチのセミオートマチックが搭載される。


右がコンセプトカー「DeZir(デジール)」


ルノー デザイン ルネッサンス

ルノーでは、コンセプトカーで発表したデザインを取り入れる「ルノー デザインルネッサンス」を、このルーテシアからスタートさせるという。じっさい、ルーテシアの外観ではコンセプトカー「DeZir(デジール)」の意匠が取り入れられており、フロントのルノーのマークを中心に、左右に拡がる黒いラインとその下端にあるLEDデイタイムランニングライトなどにその反映をみることができる。

装備面では、携帯電話やポータブルオーディオプレイヤーを接続可能なBluetooth機能、USBポートなどが標準採用される。「R-Link」というオプションを選択すると、センターコンソールには7インチワイド液晶のタッチスクリーンを装備。このディスプレはたんにナビゲーションを表示するだけでなく、アプリケーションをオンラインでダウンロードして機能を追加したり、ホーム画面をカスタマイズすることができるという。ルノーによれば、「iPad」や「Android」に代表されるタブレット端末がそのまま埋めこまれているようなものだ。

           
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