最高の環境性能を実現したA8

アウディジャパンが「A6 ハイブリッド」につづき、2つのハイブリッドモデルを日本に導入する。まずは、アウディブランドとしては最上級サルーンである「A8」に追加される「A8 ハイブリッド」を紹介しよう。

このモデルは2.0リッター4気筒ターボエンジンと電気モーターがクラッチを介して接続する、A6 ハイブリッド同様のパワートレインを採用しており、駆動方式はA8としては唯一のFFとなる。システム最高出力は180kW（245ps）、最大トルク480Nmを発揮する。0-100km/h加速は7.7秒、最高速度は235km/hだ。注目の環境性能だが、約3kmをバッテリーのみで走行可能で、EUの計測値では6.3ℓ/100kmの燃費を誇っていたが、JC08モードでの計測でも13.8km/ℓと、A8の車格から考えれば、極めて優れた数値を記録している。

A6 ハイブリッド同様、19インチホイールがハイブリッドモデルならではのものになっている以外の特徴はA8同様で、「アウディ ドライブセレクト」や「アダプティブ エアサスペンション」、「アウディ スペース フレーム」が実現した軽量ボディ、LEDヘッドライト、マッサージ機能を設定できるシート、ボースサラウンドサウンドシステムの標準装備とバング＆オルフセン アドバンスド サウンド システムのオプション設定など、装備は先進的で、贅を尽くしたものだ。

価格は948万円。120台の限定販売で右ハンドルのみの設定となる。デリバリーは2月1日からだ。

アウディ A8 ハイブリッド

アウディ Q5 ハイブリッド

Q5 ハイブリッドは初のハイブリッドクワトロモデル

いっぽうの「Q5ハイブリッド」は、日本ではアウディ初のクワトロ＋ハイブリッド、つまり4WDのハイブリッドモデルとなる。とはいえ、最高出力155kW（211ps）、最大トルク350Nmの2.0リッター4気筒TFSIガソリンエンジンに、最高出力40kW（54ps）、最大トルク210Nmのモーターを組みあわせ、システム合計で最高出力180kW（245ps）と最大トルク480Nmを発揮、8段ティプトロニックに多段クラッチを介して電気モーターが組みあわされるという、A8 ハイブリッド、A6ハイブリッド同様の仕組みをとる。0-100km/h加速は7.1秒、最高速度は225km/h。燃費はJC08モード計測で12.7km/ℓという数値だ。

そもそも、アウディ初のハイブリッドモデルはQ5からスタートしており、今回日本にいよいよ導入されたのは、そのマイナーチェンジモデルだ。価格は715万円。こちらは左ハンドルのみが設定され、デリバリーは2月1日からとなる。