ザ・ビートルにオープン登場!|Volkswagen
CAR / NEWS
2015年1月26日

ザ・ビートルにオープン登場!|Volkswagen

Volkswagen the Beetle Convertible|フォルクスワーゲン ザ・ビートル コンバーチブル

ザ・ビートルにオープン登場!

フォルクスワーゲンA.G.は、11月にはじまるロサンゼルス モーターショーにおいて、「ザ・ビートル」のオープン版「ザ・ビートル コンバーチブル」をワールドプレミアすると発表した。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

伝統のスタイリングを踏襲

ビートルのオープンモデルの歴史は、オリジナル ビートルが第二次世界大戦終戦直後に生産が開始されたわずか4年後の1949年、フォルクスワーゲン タイプIをカルマン社が改造したものまでさかのぼる。このモデルはそれ以降、時代とともにわずかな変化を遂げながら1980年の生産終了までに33万台が生産された。あいだを開けて1998年に発表された2代目ビートルこと「ニュービートル」にも、2002年には「ニュービートル カブリオレ」が追加された。

そして、発売されたばかりの「ザ・ビートル」に、はやくもオープンモデルが登場する。オリジナルに近いシルエットの、切り立ったフロントウィンドウや特徴的なルーフラインを受け継いでいるのは、“クーペ版”である「ザ・ビートル」と変わらない。

ルーフ素材はオリジナル ビートルの伝統である、ソフトトップを採用。全自動でおこなえる開閉動作は10秒前後で完了し、車速が30mph(およそ48km/h)以下であれば操作することができる。このルーフは標準でカバーがつき、オープン時にはフラットになって視界を確保する。

vw the Beetle Convertible|フォルクスワーゲン ザ・ビートル コンバーチブル

vw the Beetle Convertible|フォルクスワーゲン ザ・ビートル コンバーチブル

エクステリアは、先代とおなじく、内外装の境界のフチをぐるっと囲むクロームのトリムラインが特徴的だ。シートはいわゆる2+2ではなく、4人が乗れるように設計されているという。トランク容量は225リットルだが、後席がベンチシートになっており、個別に折りたたんで大きな荷物を搭載することもできる。

安全面では、「アクティブ ロールオーバー プロテクション」を装備。後席の背後に収納された2本のバーが、横転しそうな状況を察知するとミリ秒単位で飛び出す。万一、そのまま転覆しても、このプロテクションバーが、Aピラーとのあいだに4人ぶんの生存空間を確保する。

パワートレーンには、7つものエンジン バリエーションが設定される。ガソリンのエントリーモデルが1.2リッターTSI(77kW/105ps)と、そのブルーモーションテクノロジー版の2つ。さらに上位には1.4リッターTSI(118kW)と2.0リッター(147kW)。

ディーゼルエンジンには、1.6リッターTDI(77kW)と、そのブルーモーションテクノロジー版、2.0リッター(103kW)の3機種が予定される。

この「ザ・ビートル コンバーチブル」、ドイツ本国では2万1,350ユーロからという価格が設定され、11月初旬からオーダーが開始。さらに来春には欧州でローンチ予定だという。

 
           
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