新ブランドAMRを発表し、2台のモデルを披露|Aston Martin
Aston Martin|アストンマーティン
Aston Martin Rapide AMR|アストンマーティン ラピード AMR
Aston Martin Vantage AMR Pro|アストンマーティン ヴァンテージ AMR Pro
新ブランドAMRを発表し、2台のモデルを披露
アストンマーティンは現地時間3月7日、ジュネーブモーターショーで新ブランド「AMR」を発表。また同時にAMRブランドの「ラピード AMR」と「ヴァンテージ AMR Pro」も披露された。
Text by YANAKA Tomomi
AMRブランドの頂点に立つヴァンテージAMG Proも展示
新ブランドとして発表されたのは、2004年に結成し、FIA世界耐久選手権(WEC)やル・マン24時間レースなどで活躍してきた「アストンマーティン レーシング」の頭文字からなる「AMR」。今後はレースカーのテクノロジーをロードカーにも生かしたエキサイティングなモデルを生み出していくという。
今後登場する主要なAMRモデルは、アストンマーティン本社のエンジニアリングチームが担当。しかし、AMR Proモデルの開発は、パーソナライゼーション部門「Q by アストンマーティン」のアドバンスド オペレーション部門にゆだねられるそう。
その第一弾として今回ジュネーブモーターショーに登場したのが「ヴァンテージ AMG Pro」と4ドアスポーツカー「ラピードAMR」。いずれもアストンマーディンのブランドカラー、スターリング・グリーンでペイントされ、明るいライムグリーンがアクセントとして光る。
「ヴァンテージAMR Pro」は、サーキット走行を前提に性能を強化したモデルで、507psを発揮するGT4レース エンジンを搭載したもっともパワフルなV8ヴァンテージであり、ブランドの頂点に立つモデルだ。
レース仕様のアジャスタブル サスペンションをはじめ、競技用に開発されたエンジンやトランスミッションなどを採用し、ボンネットやリアフェンダーはWECチャンピオンマシンとおなじものを使用。インテリアはレーシーでありながらも、シックなダークナイト アルカンターラにライムグリーンのアクセントを施すことで見た目も特別なモデルへと昇華させた。
いっぽうの「ラピードAMR」は6.0リッターV12自然吸気エンジンに4本出しのエキゾースト システムを備え、トップスピードは336km/hにも達するという。また専用デザインのフロントスプリッターやサイドシルなどがAMRブランドの個性を主張する。
この2つのモデルは実際に販売。「ヴァンテージ AMR Pro」は7台で、「ラピードAMR」は210台限定で生産する予定だ。