新型ポルシェ911GT3を発表|Porsche
Porsche 911GT3|ポルシェ 911GT3
新型ポルシェ911GT3を発表
ポルシェ911ファミリーのなかでも、本格的なサーキット走行まで視野にいれたスポーツモデル「911GT3」がリニューアルを果たした。あわせて日本国内でも4月8日より予約受付が開始となる。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
エンジンは911GT3カップ由来の4リッター自然吸気
ポルシェは、ほかの911ファミリーで登場した最新装備などをまとう、新しい「911GT3」を発表した。公道走行可能でありながらサーキットにおける本格走行も可能なスポーツモデルだ。
搭載されるエンジンは、サーキット専用のピュアレーシングマシン「911GT3カップ」のエンジンをほぼそのまま移植した、4リッター水平対向6気筒自然吸気エンジン。最高出力は368kW(500ps)を発揮する。車両重量は1,430kgなのでパワーウェイトレシオは3.88kw/kW(2.86kg/ps)に達する。
標準で組み合わされるトランスミッションは7段PDKで、0-100km/h加速は3.4秒、最高速度は318km/hに及ぶ。また、6段MT仕様も用意されており、こちらは0-100km/h加速3.9秒、最高速度320km/hというスペックだ。
新しい911GT3は、最新の911ファミリーとおなじく、後輪操舵機構のアクティブ リア アクスルを搭載。ダイナミック エンジン マウントやリア ディファレンシャル ロックも採用し911カレラSよりも25mm低められた車高とアクティブなリア アクスル ステアリングによって卓越したハンドリング特性も備えている。
インテリアでは「918スパイダー」由来の360mm径のGTスポーツステアリングや、サイドサポートが強化されたスポーツシート プラスを標準で採用。この標準シートは前後調整が手動式、高さとバックレスト調整のみが電動とされるが、シートはさらにフル電動のアダプティブ スポーツシート プラスや、可倒式バックレストと内蔵式胸部エアバッグを備えるスポーツバケットシート、さらにCFRPフルバケットシートが用意される。
センターコンソールに備わるインフォテイメントシステムであるポルシェ コミュニケーション マネージメント システム(PCM)は、コネクト プラス モジュールとトラック プレシジョン アプリが搭載されており、詳細なドライビングデータの表示や分析がスマートフォン上でも可能となる。
新型911GT3は4月6日より国内でも予約を開始、価格は2,115万円で左ハンドルのみの設定。オプション扱いのMT仕様については秋以降の生産開始予定だ。
ポルシェ カスタマーケアセンター
0120-846-911