フォルクスワーゲン、新型モデル「アルテオン」を発表|Volkswagen
CAR / NEWS
2017年3月8日

フォルクスワーゲン、新型モデル「アルテオン」を発表|Volkswagen

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

フォルクスワーゲン、新型モデル「アルテオン」を発表

フォルクスワーゲンは、ジュネーブモーターショーの前夜に開催されたフォルクスワーゲン グループ ナイトにおいて、あたらしいラージサルーン「アルテオン」を発表した。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

パサートより上位のファストバックモデル

ジュネーブモーターショーで一般初公開となるフォルクスワーゲン「アルテオン」は、全長4,862×全幅1,871×全高1,427mm、ホイールベース2,841mmというサイズ。

既存のモデル「パサート」が全長4,785×全幅1,830×全高1,460mm、ホイールベース2,790mmなので全体的にひと回り大きく、実際、ブランド内のモデルヒエラルキーではパサートよりひとつ上に位置付けられている。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

フロントデザインは、車両全幅いっぱいに広がったラジエーターグリルと、それと融合したLEDヘッドライトをもつ。またボンネットは、車両前方および左右側面まで回りこんでおり、アウディがクラムシェルと呼ぶタイプとなっている。

一方のリアはトランクではなく大型リアハッチを採用。なだらかなリアのサイドシルエットはクーペのようなファストバック スタイルとなる。トランク容量は563-1,557リッターを確保する。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

フォルクスワーゲン、新型モデル「アルテオン」を発表 (2)

搭載されるエンジンはすべて4気筒のターボ。ガソリン、ディーゼルともに出力違いで3機種が設定される。このうちベースと真ん中のグレードはガソリンもディーゼルも同一の出力で設定され、ベースモデルが110kW(150ps)、中間グレードが140kw(190ps)を発生。最上位モデルは、ガソリンで最高出力206kW(280ps)、ディーゼルは176kW(240ps)を発揮する。

トランスミッションは一部モデルに6段MT、ほかのモデルにオプションまたは標準で7段DSGが組み合わされる。

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

Volkswagen Arteon|フォルクスワーゲン アルテオン

車両の基本設計は「ゴルフ」やパサートなどに用いられているFF用プラットフォームのMQB(モジュラー トランスバース マトリックス)を採用しており、基本は前輪駆動だが最上位モデルと一部モデルは四輪駆動の4MOTIONを用意する。

ドライバーアシスタントにも最新の技術を搭載。新世代アダプティブ クルーズ コントロールは、前車追従のみならず、制限速度やルート情報も考慮にいれて自動的に車速をコントロールする。また、プレディクティブ(予測)ビーム付きのダイナミック コーナリング ライトは、ナビのGPSと連動し、ハンドル操作によりも前に予め進行方向を照らす機能をもつ。

さらに、健康上の理由でドライバーに不測の事態が発生し車両のコントロールができないと判断すると、自動的に速度を落とすだけでなく、後方の交通状況が許す限り、低速車線へ自動的に移動する機能も付加された。

一般への初披露は、まもなく開幕するジュネーブモーターショーの場だ。

           
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