特別なハイパフォーマンスモデル「M4 GTS」を発売|BMW
BMW M4 GTS|ビー・エム・ダブリュー M4 GTS
究極のコンペティション モデル「BMW M4 GTS」を発売
ビー・エム・ダブリュー株式会社は、昨年の東京モーターショーでワールドプレミアされた、限定モデル「M4 GTS」を日本にて発売すると発表した。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
公道も走れるサーキットモデル
「M4 GTS」は、BMWのハイパフォーマンスモデル「M3」の誕生30周年を記念して作られたモデルだ。既存の「M4」のポテンシャルをさらに高めたもので、サーキット向けの仕様であるが、公道の走行も可能なことを特徴とする。
エンジンには3 リッター直列6 気筒ツインターボを搭載。最高出力はベース比51kW(69ps)アップの368kW(500ps)、最大トルクも50Nm(5.1kgm)アップの600Nm(61.2kgm)を実現。静止状態から時速100kmまでの加速にかかる時間は3.8秒で、ニュルブルクリンク北コースを7 分28 秒というタイムで走りきる。組み合わされるトランスミッションは7 段M DCT Drivelogic。加えて、ローンチコントロールやウォーター インジェクション システムといったサーキット走行前提の装備も備わる。さらに、M4 GTSには「Mドライバーズ・パッケージ」が装備されており、スピードリミッター上限が250km/hから305km/hに引き上げられた。
また、軽量化も徹底している。エクステリアにはカーボンファイバー強化樹脂(CFRP)で作られたルーフ、可動式リアウィングや、リアバンパー下のディフューザー、およびフロントスプリッターが装備される。これらの効果で軽量化だけでなく、低重心化も実現した。加えて、量産車として世界で初めてリアライトに有機LEDを採用。これは従来のLEDと異なり、光源が平面で均一に発光するものだ。
インテリアには専用のMバケットシートをはじめ、アルカンタラMスポーツ ステアリング、GTSレタリング付きのアンソラジット トリムなど、多数の専用装備が用意される。
日本仕様は「クラブスポーツ パッケージ」が標準装備され、アシッド オレンジ塗装の専用ロールバー、そして通常の3点式シートベルトに加えて、6点式シートベルトが追加される。
ボディーカラーはアルピンホワイト、またはオプションのフローズン グレーメタリックの2色が用意される。
M4 GTSは全世界700台限定で販売され、そのうち30台が日本に導入される。価格は1,950万円からとなる。
BMW M4 GTS|ビー・エム・ダブリュー M4 GTS
ボディサイズ|全長 4,698 × 全幅 1,870 × 全高1,383 mm
ホイールベース|2,812 mm
トレッド前/後|1,596 / 1,604 mm
重量|1,510 kg
エンジン|2,979cc 直列6気筒DOHC ツインターボ
最高出力|368 kW(500 ps)/6,250rpm
最大トルク|600 Nm/4,000-5,500 rpm
トランスミッション|7段デュアルクラッチ(M ダブルクラッチ)
駆動方式|FR
ブレーキ前|M カーボンセラミック ベンチレーテッド ディスク
ブレーキ後|M カーボンセラミック ベンチレーテッド ディスク
サスペンション 前|3ウェイ Mコイルオーバー付ダブル ジョイント スプリング ストラット
サスペンション 後|3ウェイ Mコイルオーバー付5リンク
タイヤ 前/後|265/35R19 / 285/30R20
0-100km/h加速|3.8 秒
最高速度|305 km/h
最低地上高|108 mm
燃費(ECE)|8.3 ℓ/100km(およそ12.0km/ℓ)
CO2排出量|194 g/km
価格|1,950万円