フィアット500のスモールSUV「500X」が登場|Fiat
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2015年10月1日

フィアット500のスモールSUV「500X」が登場|Fiat

Fiat 500X|フィアット 500X

フィアット500のスモールSUV「500X」が登場

FCAジャパンは、9月29日に500(チンクエチェント)ファミリー初のコンパクトSUV「500X」を国内導入。10月24日より販売を開始する。

Text & EVent Photographs by OHTO Yasuhiro

ファミリー初のコンパクトSUV

2008年に日本市場に投入されていらい、好調な販売をつづけるフィアット「500」に、あらたな仲間「500X」がくわわる。500Xは、“500ファミリー”初のコンパクトSUVであり、日本では「500」「500C」につづく第3の500シリーズの派生モデルでもある。

500ファミリーであることをひと目で感じさせる内外装デザインは、1957年に誕生した先代500のアイデンティティを引き継ぎ、現代的なスモールSUVとしてアレンジしたもの。すなわち、おなじDNAをもつ現行500との共通性を感じさせながらも、SUVとしての堅牢性や、歴代500のように優しい顔立ちのフロントマスクが与えられている。ボディサイズは、前輪駆動モデルで全長4,250×全幅1,795×1,610mmと、5ナンバーサイズにおさまる500よりも大きくなっているが、キャビンスペースとラゲッジルームが拡大され、実用性も向上している。

Fiat 500X|フィアット 500X

Fiat 500X|フィアット 500X

コクピットは、ドライバーの視認性や操作性を優先し、運転席を中心にデザインがされており、ステアリングホイールにはチルト&テレスコピック機能を追加。SUVらしいスタイルとしながらも着座位置は、669mm(4WDは697mm)と乗降性に優れた高さに設定されている。また専用のダッシュボードデザインやシート表皮の設定などにより、上級感を備えた大人びたデザインに仕上げられている。

パワートレインは、全車に1.4リッター直列4気筒のマルチエアターボエンジンを搭載。ただし仕様は、FFと4WDでことなり、FFモデルでは、最高出力140ps/5,000rpm、最大トルクは230Nm/1,750rpmを発揮。6段ATが組み合わされ、JC08モードでの燃費消費率は、15.0km/ℓを実現している。

いっぽう、4WDモデルでは、フィアットでは初となる9段ATを採用。さらにエンジンのスペックも最高出力170ps/5,500rpm、最大トルク250Nm/2,500rpmへと向上させている。燃費消費率は13.1km/ℓとなる。また、全モデルにドライブ ムード セレクターが搭載されており、走行状況や路面コンディションに合わせたモードの選択も可能だ。

Fiat 500X|フィアット 500X

Fiat 500X|フィアット 500X

4WDシステムもフィアット初のものであり、最大の特徴は、リア アクスル分離機能を備えること。これにより、高速など4WDが不要な走行状況では前輪のみの駆動となり、エネルギーロスが低減され、燃費向上に貢献している。

500Xは、先日投入されたばかりのジープのコンパクトSUVである「レネゲード」とプラットフォームを共有しているが、開発や生産はイタリアでおこなわれる。フィアットとクライスラーが共同でプロジェクトを進め、それぞれから個性的なスモールSUVが誕生したというわけだ。

グレード構成は、FFが「ポップスター」と装備をアップグレードした「ポップスタープラス」、そして4WDは「クロスプラス」の3モデル。価格は、順に286万2,000円、307万8,000円、334万8,000円。クロスプラスは、4WDを搭載する輸入車SUVモデルのなかではもっとも廉価となり、競争力のあるプライスに設定したFCAジャパンでは説明する。

問い合わせ先

CIAO FIAT

0120-404-053(9:00-21:00、年中無休)

           
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