Ferrari 458 SPIDER|フランクフルトに登場
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2015年3月6日

Ferrari 458 SPIDER|フランクフルトに登場

Ferrari 458 SPIDER│フェラーリ 458 スパイダー

フランクフルトモーターショーで初公開

フェラーリは、ミッドシップスポーツカー「458 イタリア」のオープントップモデル「458スパイダー」を、9月に開かれるフランクフルトモーターショーで披露する。

文=谷中朋未

ミッドシップにしてフル・リトラクタブル・ハードトップの組み合わせ

まず注目すべきは、アルミニウムを使ったフル・リトラクタブル・ハードトップを採用していること。これはミッドシップエンジンを搭載するスポーツカーとしては世界初という。従来のソフトトップに比べても重量が約25kgも削減され、開閉時間もわずか14秒にまで短縮された。

オープントップでの走行を最大限快適にするため、可変式電動ウィンド・ストッパーを装備。これにより、コックピット内の空気流を穏やかにし、時速200キロを超えるスピードで走行しても通常の会話ができるという。

車体後部が膨らんだ「バッドレス」のある革新的なフォルムは、エンジン吸気口への空気の流れを最適化させるだけでなく、クラッチへも十分な冷却気流を送ることを可能にしている。

Ferrari 458 SPYDER│フェラーリ 458 スパイダー フランクフルトに登場|02

Ferrari 458 SPYDER│フェラーリ 458 スパイダー フランクフルトに登場|03

ボディサイズは全長4,527×全幅1,937×全高1,211mmと「458 イタリア」とほぼ同寸で、エンジンもおなじく、自然吸気式直噴4.5リッターV8ユニットを搭載。最高出力は570ps/9,000rpm、最大トルク540Nm/6,000rpm、0-100km/h加速は3.4秒未満を誇る。電子デバイスは7段のデュアルクラッチトランスミッションやE-Diff、ABSが統合制御されており、ハンドリング性能を最大に引き出している。さらに、オープン化のため、シャシー剛性、マルチリンクサスペンションの減衰力なども強化され、パフォーマンスとレスポンス性能を両立したクルマに仕上がったという。

フェラーリがつくる「オープントップ・ベルリネッタ(クーペ)」の魅力を継承した「458 スパイダー」。フランクフルトモーターショーでの実車の登場が待ち望まれる。

Ferrari 458 SPIDER│フェラーリ 458 スパイダー
ボディサイズ│全長4,527×全幅1,937×全高1,211mm
ホイールベース│2,650mm
車輛重量|1,430kg
エンジン│4.5リッターV型8気筒
最高出力│570ps/9,000rpm
最大トルク│540Nm/6,000rpm
燃費│11.8ℓ/100km
CO2排出│275g/km

           
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