ポロGTI、ゴルフGTI、ゴルフRにMTモデルを導入|Volkswagen
Volkswagen Polo GTI|フォルクスワーゲン ポロ GTI
Volkswagen Golf GTI|フォルクスワーゲン ゴルフ GTI
Volkswagen Golf R|フォルクスワーゲン ゴルフ R
ポロGTI、ゴルフGTI、ゴルフRにMTモデルを導入
フォルクスワーゲン ジャパンは、スポーティなハッチバック3車種に、同ブランド6年ぶりとなるMTモデルを設定。6月11日より販売を開始すると発表した。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
ポロGTIはMTのみトルクが大幅アップ
国内では6年ぶりとなるフォルクスワーゲンのMTモデルが、スポーティなハッチバックモデル「ポロGTI」「ゴルフGTI」「ゴルフR」に設定される。搭載されるのはいずれもフォルクスワーゲン製のユニークな3軸構造をもつ6段マニュアルトランスミッションだ。
このギアボックスは入力側に1軸、出力側には1-4速を受けもつ軸と5-6速およびリバースを受けもつ軸をもった3軸構造で、とくにフロントにエンジンやトランスミッション、補機類まですべてを押しこまざるを得ないFF車向けに開発されたもの。現在フォルクスワーゲン車の多くに採用されているデュアルクラッチ トランスミッション「DSG」も、このギアボックスを発展させて入力2軸、出力2軸としたものだという。
今回導入される「ポロ GTI」MTモデルは、トランスミッション機構だけでなくエンジン特性も変更され、最高出力は141kW(192ps)と従来の7段DSGとおなじながらもピークの発生回転数を1,100rpm低い4,300rpmから6,200rpmの広いレンジで得られるようになった。また、最大トルクは250Nmから320Nmへと大幅にアップしている。
あわせて、ドライバーの好みでサスペンションのセッティングが変更できる「Sport Select シャシー付パフォーマンスキット」を標準装備。センターコンソールにそなわるボタン操作により、ショックアブソーバーのダンピング特性をはじめ、ステアリングやエンジン音を、スポーティとノーマルで切り替えることが可能となる。
ポロGTI MTモデルは9月のデリバリーが予定され、価格は7段DSGより6万7,000円安い327万5,000円だ。
「ゴルフGTI」は、従来からの6段DSGモデルと変わりはなく、エンジンは最高出力220ps、最大トルク350Nmを発揮。アダプティブシャシーコントロール「DCC」は、MTモデルでもオプションとして装着が可能だ。ゴルフGTI MTモデルは10月よりデリバリーを予定しており、価格は389万円とされる。
「ゴルフR」も最高出力280ps、最大トルク380Nmを発生するエンジンや、R専用スポーツサスペンションに変更はない。9月からデリバリーが予冷されており、価格は6段DSGより若干安い539万円。また、これにあわせて6段DSG、6段MTモデルともにトルネードレッドとライムストーングレーメタリックの2色が追加され、全6色から選べるようになった。
3台ともにDSGモデルとおなじく右ハンドルで導入される。
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