新型ポロのスポーツモデル「GTI」日本発売開始|Volkswagen
Volkswagen Polo GTI|フォルクスワーゲン ポロ GTI
新型ポロのスポーツモデル「GTI」が登場。国内での発売を開始
昨年10月に開催されたパリサロンでワールドプレミアを果たしたフォルクスワーゲン「ポロ GTI」が、ついに国内での販売を開始した。
Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)
GTIのベースとなるモデルは、大規模なマイナーチェンジが施され、昨年夏に日本上陸を果たした新型「ポロ」。フォルクスワーゲン最新のデザイントレンドを取り入れ、ゴルフ同様に精悍な顔つきとなった。
新型ポロ GTIには、これまでの1.4リッターTSI エンジンに代わって1.8リッターTSIエンジンを搭載。前モデルが2つの過給器(スーパーチャージャー+ターボチャージャー)を装着していたのに対して、 今回は、低回転域から俊敏に反応する小径タービンを用いたシングルターボ方式を採用。先代比でプラス12psとなる192psを発揮し、同時に燃費性能もプラス4パーセントとなる17.2km/ℓ(JC08モード)を実現した。
エクステリアは、左右に大きなエアインテークを設けた専用バンパーを装着。GTI伝統のハニカム構造のラジエターグリルには、一本の赤いラインと「GTI」バッジが奢られ、専用のリアスポイラーとクローム仕上げのデュアルエグゾーストパイプと相まってスポーツモデルであることを強調する。
足まわりは通常モデルより15mm低いスポーツサスペンションが設定され、新デザインの17インチホイールを履く。一般道ではしなやかに、ワインディングロードでは路面に食いつくような走りをドライバーに提供するとフォルクスワーゲンは謳う。
内装も「GTI」の伝統に則り、タータンチェックのシートを装着。シートのパイピング、パドルシフト付きのレザー3本スポーク マルチファンクション ステアリングホイール、ドアシルプレートなどドライバーのやる気を起こさせるにはじゅうぶんな仕様だ。
あたらしいポロGTIは、ボディカラーに4色が用意され、価格は334万2,000円とされる。
なお、発表された時点でのトランスミッションはすでにおなじみの7段DSGだが、新モデルではそれにくわえ、待望のMT仕様車が年内をめどに国内導入される見込みだ。おなじグループのアウディ ジャパンが「S1」で設定したMTモデルの好調な売れ行きもあってか、今回の発表は日本のMTファンにとっては朗報といえよう。
今年1月に開催された同社の新春記者会見で、代表取締役社長の庄司 茂氏が「輸入車販売No.1の企業として、また総合自動車メーカーとして、MTモデルをラインナップにくわえることは社務である」と語るように、今後こうしたコンパクトホットハッチ市場はニッチながらも、盛り上がりをみせそうだ。
Volkswagen Polo GTI|フォルクスワーゲン ポロ GTI
ボディサイズ|全長3,993×全幅1,685×全高1,445 mm
ホイールベース|2,470 mm
エンジン|1,798 cc 直列4気筒 直噴DOHC インタークーラー付ターボ
最高出力| 141 kW(192 ps)/ 5,400-6,200 rpm
最大トルク|250 Nm(25.5 kgm)/ 1,250-5,300 rpm
トランスミッション|7段AT(7DSG)
駆動方式|FF
タイヤ 前/後|215/40R17
燃費(JC08モード)|17.2 km/ℓ
価格|334.2 万円
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