RENAULT Kangoo Maxi Z.E.|ルノー カングー マキシ Z.E. カングーにEVが登場
RENAULT Kangoo Maxi Z.E.|ルノー カングー マキシ Z.E.
商用車版カングーのEVモデルが登場
ルノーは、3月1日開催のジュネーブモーターショーでカングーの商用車カングー マキシのEV仕様車、カングー マキシ Z.E.を出品する。
文=高橋進一
機能的な装備と、充実な空間
カングー マキシは、カングーシリーズの商用車であるエキスプレスの全長およびホイールベースを384mm延長した、同シリーズ最大のモデル。昨年、ドイツでおこなわれたハノーヴァー・モーター・ショーであきらかにされたカングー Z.E.をより大きなマキシタイプにしたもので、1列シート(乗車定員2人)と2列シート(乗車店員5名)の2タイプが用意されており、それぞれ9つのカラーバリエーションのなかから選べるようになっている。
カングーシリーズの最大の魅力であるラゲッジスペースは、1列シートタイプでは、最大積載面積4.6平方メートルという広大なスペースを確保。競合するゼロエミッション車のなかで、トップクラスの積載スペースを誇っている。また2列シートタイプは、後部座席のベンチシートを床下に格納することも可能で、格納後は3.4平方メートルにまで拡大する。また長いホイールベースのおかげで、最大2,900mmの長尺物も積載可能となり、ますます便利になっている。
駆動面では、Synchronous electric motorと呼ばれるモーターを採用。最大出力44kW、最大トルク226Nmを発生し、1回の充電での航続距離は、最大170kmまで可能。最高時速は130km/hに達する。搭載されているリチウムイオンバッテリーは、蓄電容量22kWhで、フル充電時間には6~8時間を要する。1回の充電でかかる費用は、平均しておよそ1.5円と、非常に経済的であることが強調されている。内装にも改良がくわえられ、ダッシュボードにバッテリーの残数や残りの走行距離などの情報が表示されるディスプレイMMI (Man Machine Interface)が、あらたに追加されている。
欧州では、2011年秋ごろに企業向けの販売開始を予定しており、さまざまなニーズに対応していくとのこと。また2011年3月1日からは、サイト(www.renault-ze.com) での、オーダーの受付も開始するとしている。
RENAULT Kangoo Maxi Z.E.|ルノー カングー マキシ Z.E.
ボディサイズ|全長4,597×全幅1,892×全高1,818mm
ホイールベース|3,018mm
最高出力|44kW (60ps)
最大トルク|226Nm(23.0kgm)
トランスミッション|Direct transmission with a reduction gear
バッテリー|リチウムイオンバッテリー
バッテリー容量|22kwh