1980年代の名ラリーカーがBEVになって復活

Renault 5 Turbo 3E｜ルノー5 ターボ3E

ルノーは、BEV（電気自動車）の小型スーパーカー「ルノー5（サンク）ターボ3E」を全世界1980台限定で生産すると発表した。日本にも導入される予定だ。

Text by YANAKA Tomomi

カーボンボディやアルミシャシーを用いて車重は1,450kgに

1980年代にラリーで活躍したルノーの名車がBEVとして現代に蘇った。

今回ワールドプレミアされたルノー「5（サンク）ターボ3E」は、1980年にラリーで名をはせた小型ミッドシップモデルの「ルノー5 ターボ」、そして「ルノー5 ターボ2」が100％電動EVとして現代に復活したモデルという。

ルノー 5 ターボ3E欧州仕様車のボディサイズは、全長4.08×全幅2.03×全高1.38m。カーボンボディや専用に改良されたアルミシャシーにすることで車重は1,450kgに抑えられているのが特徴だ。

パワートレインは、合計540hpを発生するインホイールモーターを左右のリアに備え、最高時速は270㎞、0-100km/h加速は3.5秒以下というパフォーマンスを発揮する。

バッテリーは70kWのリチウムイオン電池が搭載されており、WLTPモードでの最大航続距離は400㎞になるそう。

生産台数は1980年代に活躍したラリーカーを称えるべく、全世界で1980台限定。ルノー・ジャポンでは日本への導入を予定しており、日本での販売台数や新たな詳細の発表が今から待たれる。

Renault 5 Turbo 3E｜ルノー5 ターボ3E
ボディサイズ｜全長4.08×全幅2.03×全高1.38m
ホイールベース｜2.57m
車両重量｜1,450kg
最低地上高|118㎜
パワートレイン｜インホイールモーター（後輪）2×200kW
最高出力｜540hp/4,800rpm
最高速度｜270㎞/h
0-100km/h加速｜3.5秒以下
世界生産台数｜1,980台限定

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