ゴルフにミニバンのコンセプト、スポーツバン登場|Volkswagen
CAR / MOTOR SHOW
2015年4月6日

ゴルフにミニバンのコンセプト、スポーツバン登場|Volkswagen

Volkswagen Golf Sportvan|フォルクスワーゲン ゴルフ スポーツ バン

ゴルフにミニバンのコンセプト、スポーツバン登場

ハッチバック」、「ヴァリアント」につづく市販前提の第3のモデルラインナップ、「ゴルフ スポーツバン」がフランクフルト モーターショー 2013で発表される。これは、「ゴルフ プラス」の後継となるコンパクトミニバンで、いっけんそうとは見えないミニバンらしからぬエクステリアデザインが特徴である。

Text by SAKURAI Kenichi

本気度の高いコンパクトミニバン

フォルクスワーゲンは、フランクフルト モーターショーでゴルフ ファミリーのニューモデル、「ゴルフ スポーツバン」のコンセプトカーを公開する。これは、ハッチバック、ヴァリアントにつづく市販前提の第3のモデルラインナップで、「ゴルフ プラス」の後継となるコンパクトミニバンだ。発売は2014年のなかばを予定している。

「ゴルフ スポーツバン」は、「ゴルフ」から延長されたホイールベースと引き上げられた全高をもち、より広々としたキャビンと、ミニバンと呼ぶにふさわしい、実用的で向上した機能性があたえられている。リアシートは、 180mmの前後調整が可能で、荷室容量は1,500リットルを超える。

Volkswagen Golf Sportvan|フォルクスワーゲン ゴルフ  スポーツバン

Volkswagen Golf Sportvan|フォルクスワーゲン ゴルフ  スポーツバン

一見するとミニバンには見えないエクステリアも特徴だ。これはデザインの妙ともいえるもので、よくよく見れば、ボディサイドのAピラー直後とCピラー直前にそれぞれウインドウが追加されていることがわかるが、全体のデザインが「ゴルフ」に準じたものであるため、並べてでも見ないかぎり、さほど大きな印象のずれはない。

ホイールベースはベースとなった「ゴルフ(ハッチバックモデル)」よりも約50mm延長され、2,685mmに、全長はハッチバックよりも83mm長く、ヴァリアントより224mm短い4,338mmとなった。全幅はハッチバックより8mmだけワイドな1,807mmで、全高は126mm高い1,578mmである。ゴルフ プラスとくらべると134mm長く、48mm広く、そして2mmだけ低いディメンションである。

ホイールベースとリアオーバーハングが延長されたため、後席の足元は30mm以上拡大。リアシートは左右独立して最大180mm前後スライドが可能となる。バックレストは40:20:40の分割可倒式で、標準的状態で498リットル、シートを前方にスライドさせると585リットル、倒せば最大1,512リットルの容量を誇る。さらに助手席のバックレストを倒せば2,484mmの長さが確保でき、長尺物の収容も楽におこなえる。

Volkswagen Golf Sportvan|フォルクスワーゲン ゴルフ  スポーツバン

Volkswagen Golf Sportvan|フォルクスワーゲン ゴルフ  スポーツバン

7代目ゴルフ同様、革新的な運転支援システムは、この「ゴルフ スポーツバン」にも採用されている。リアトラフィックアラートを組み込んだブラインドスポットモニターを含め、障害物との衝突を回避、軽減させるプリクラッシュブレーキシステム“Front Assist Plus”や、自動的に緊急ブレーキ機能を作動させるシティエマージェンシーブレーキ、ダイナミックシャシーコントロール(DCC)、アダプティブクルーズコントロール(ACC)などなど、安全装備の充実は枚挙に暇がない。

エンジンは、85ps~150psまでのガソリンエンジンを4機種、110psと150psの直噴ディーゼルの計6機種をラインナップ。全車ともエンジンのストップ、スタートシステムを標準採用した。これにより、従来型エンジンよりも19パーセント以上、燃費効率が向上しているという。特に、ユーロ6に準拠する1.6 TDIブルーモーションは、27.0km/ℓの低燃費と、95g/kmの低CO2排出量を誇り、コンパクトミニバンのカテゴリーでトップクラスの環境性能を実現した。

           
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