ついにA 45 AMGの詳細を公開|Mercedes-Benz
CAR / MOTOR SHOW
2014年12月4日

ついにA 45 AMGの詳細を公開|Mercedes-Benz

Merceds-Benz A 45 AMG|メルセデス・ベンツ A 45 AMG

ついにA 45 AMGの詳細を公開

日本でも発売となり、大いに注目を集めているメルセデス・ベンツの新生「Aクラス」は、スポーティなルックスだけでなく、45周年を迎えたAMGが仕立てるモデルの登場が、最初から予告されていたことでも話題となった。これまで、「A 45 AMG」というモデル名と、断片的な情報が公開されるにとどまっていた、そのAクラスのAMG版について、ついに詳細が公開された。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

最高出力は360ps 最強の4気筒エンジン

2017年のメルセデス-AMG GmbH 50周年の記念日までつづく、「AMG パフォーマンス 50」と呼ばれる成長戦略の中核をになうモデルである「A 45 AMG」。この注目のスーパーAクラスの詳細がついに公開された。宿す2.0リッター4気筒ツインスクロールターボエンジンは、265kW(360ps)の最高出力を6,000rpmで、450Nmの最大トルクは2,250-5,000rpmと幅広い領域で発生すると発表され、リッターあたり133kW(181ps)の出力となるそのスペックは、スーパースポーツカーにも匹敵する。現状では、世界最強の市販車用4気筒エンジンだ。

同時に、燃費にかんしても6.9ℓ/100kmと発表されており、単純に、日本風の表記にすれば14.5km/ℓと、優れて効率がよい。ここから導き出されるCO2排出量は、161-165g/km。

0-100km/h加速は4.6秒、トップスピードは250km/hで制御される。

Merceds-benz A 45 AMG|メルセデス・ベンツ A 45 AMG

Merceds-benz A 45 AMG|メルセデス・ベンツ A 45 AMG

排気関係には2種類が用意されるようで、まず、「AMG スポーツ エグゾースト システム」と呼ばれる排気系統は、自動フラップを備えて、「SLK 55 AMG」のように、2本のテールパイプから、加速時には刺激的な排気音がうみだされ、巡航時にはメルセデスらしい、長距離走行での静寂性を確保しているという。

それにたいして「AMG パフォーマンス エグゾースト システム」と呼ばれるものは、加速やシフトチェンジにあわせて、4気筒エンジンとはおもえないより強烈な排気音を生み出すとされる。

トランスミッションは「AMG スピードシフト DCT」7段スポーツトランスミッション。3つの変速プログラムと「RACE START」とよばれるローンチコントロール機能を有する。

駆動方式は「4MATIC」、つまり4輪駆動だが、メルセデス・ベンツによれば、これもパフォーマンスを追求した「AMG 4MATIC」と呼ばれるシステムで、トランスミッションから後輪へとトルクを導く、コンパクトなものだ。トルク配分は自在に変更できるとされるが、効率を考慮して、普段は前輪駆動、必要に応じて、最大で50:50の四輪駆動へと切り替わる。また、前輪のスリップを感知した場合、ただちに多板クラッチをつなぐことで後輪へとトルクを導くという。

AMGモデルならではの、フロントフェンダー横のバッヂには「TURBO AMG」とレタリングされ、フロントグリルのストラットはツインブレードとよばれるルックスになっている。

また、スペシャルモデルとして、「Edition 1」も登場する。こちらは白いボディカラー、ボンネット、ルーフ、ボディサイドにマットグレイのストライプが入り、インテリアは赤と黒で仕上げられるなど、モータースポーツのイメージが色濃く打ち出される特別モデルだ。

実車の公開はジュネーブモーターショー。4月8日発売となり、ドイツでのデリバリーは6月からだ。

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