デトロイト現地リポート|Audi
Audi|アウディ
「RS7スポーツバック」と「SQ5」のガソリンモデルをワールドプレミア
現在開催中のデトロイトモータショー2013において、アウディは「RS7スポーツバック」と「SQ5」のガソリンエンジン搭載モデルをワールドプレミアした。北米で勢いにのるアウディ、そのショーでの様子を島下泰久氏がリポート!
Text by SHIMASHITA Yasuhisa
北米で躍進を果たしたアウディ
2012年の世界販売を前年比11.7パーセント増の145万5,100台までのばしたアウディ。特に18.5パーセントという大幅な伸びを見せたアメリカでは、いくつかのハイエンドモデルのワールドプレミアがおこなわれた。
主役は「RS7スポーツバック」。その心臓は「S7スポーツバック」が積む4リッターV型8気筒ツインターボエンジンをベースとしているが、最高出力は560psまで増強され、0-100km/h加速は3.9秒を実現。最高速はリミッターにより250km/hに制限されるが、オプションのダイナミックパッケージプラスを選ぶと305km/hが可能になる。
外観は控えめといってもいいだろう。個人的にはシングルフレームグリル下端に「quattro」の文字が入れられているのがソソるのだが、果たして日本に上陸したとして、ナンバープレートで隠れてしまわないだろうか……?
もう1台は「SQ5」。ミディアムクラスSUVである「Q5」のSモデルとなるのだが、実は昨年、ヨーロッパではすでに「SQ5」は発表されている。しかし、こちらが3リッター ディーゼルエンジンを積んでいたのにたいして、アメリカで発表されたのはガソリン仕様。最高出力354psの3リッターV型6気筒スーパーチャージドユニットを搭載する。これなら日本上陸の可能性もあるかもしれない。
その他、待望の「Sトロニック」を搭載するなど進化した「R8」や、「RS5カブリオレ」などが登場。ブースは華やかなムードで彩られていた。