リファインを受けたR8が日本上陸|Audi
Audi R8 |アウディ R8
リファインを受けたR8が日本上陸
駆動系を中心に大がかりなリファインを受け、昨年のモスクワ国際モーターショーで発表された、アウディのフラッグシップ「R8」がいよいよ日本に上陸、先行発売を開始した。
Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)
7段「Sトロニック」を搭載
昨年9月にマイナーチェンジを受け、モスクワ国際モーターショーで公開された新型「R8」のニュースを以前お伝えしたが、いよいよこのR8が日本での先行予約を開始した。今回のマイナーチェンジで、インテリアとエクステリアに手がくわえられたほか、R8史上はじめてとなるトランスミッションの変更という大がかりなリファインがおこなわれたのも大きなトピックだ。
搭載されるエンジンは従来同様、4.2リッターのV型8気筒エンジンと、5.2リッターV型10気筒エンジンで変更はない。しかし、トランスミッションが従来搭載されていた6段シングルクラッチの「Rトロニック」から7段デュアルクラッチの「Sトロニック」へと更新され、エンジンパワーに変更がないにもかかわらず、0-100km/h加速で0.3秒タイムを短縮するなど、動力性能が強化されている。
エクステリアではLEDヘッドライトやリアコンビネーションランプが新形状とされたほか、フロントバンパーやラジエターグリル、ミラー、ディフューザー、エキゾーストパイプなどの形状も変更される。インテリアではシフトパドルの形状変更や、スイッチ類にアルミ調パーツを配するなど質感を高めているという。
さらに、ブレーキシステムでは、放熱性を高めるべくディスク外周が波状になっているウェーブブレーキディスクを採用。安定したストッピングパワーを発揮するようにチューンされている点も見のがせない。
ボディ形状は従来通り、クーペとスパイダーの2種で、搭載されるエンジンはクーペが4.2リッターV型8気筒エンジンと、5.2リッターV型10気筒エンジン。スパイダーは5.2リッターV型10気筒エンジンのみが搭載される。また、クーペではどちらのエンジンでも6段マニュアルトランスミッションを選択することも可能だ。駆動方式は全車「quattro(フルタイム4WD)」で、ハンドル位置は左右どちらを選ぶことも可能。
価格は「R8 Coupe 4.2 FSI quattro」の6段MTモデルが1,749万円、7段Sトロニックモデルが1,819万円。「R8 Coupe 5.2 FSI quattro」は6段MTが2,069万円、7段Sトロニックが2,319万円。「R8 Spyder 5.2 FSI quattro」は2,359万円という設定だ。