CAR /
MOTOR SHOW
2014年12月5日
デトロイト現地リポート|Chevrolet
Chevrolet|シボレー
デトロイトの主役!
デトロイトモータショー2013に参加した島下泰久氏からの現地リポート第2弾はシボレー。スティングレイの名を冠した7代目「コルベット」が登場!
Text by SHIMASHITA Yasuhisa
エンジンは当然、V8 OHV
今回のショーの主役は、間違いなくコレ。7世代目となり久々に“スティングレイの名が冠された”新型「シボレー コルベット スティングレイ」だ。
ロングノーズ・ショートデッキの典型的なFRプロポーションを取る新型コルベットだが、ディテールは一気に洗練されて、きわめて現代的な仕上がりとなっている。リアウインドウがボディサイドに回り込んでおらず、代わりにリアクウォーターウインドウを設けていること、丸型ではなくなったテールランプなどのディテールは、あるいは従来のファンは戸惑うところかもしれない。しかし皆の思い入れが強いだけに、変化すれば必ず議論を呼ぶのは、コルベットの宿命である。
中身もきわめて革新的だ。そのボディはあたらしいアルミフレームにカーボン素材などを組みあわせ、徹底的に軽量化。前後重量配分は50:50を実現している。
エンジンは当然V型8気筒OHV。排気量6.2リッターのこのエンジンは、最高出力450psを発生し、0-60mph加速は4秒を下まわる。それでいて初の7段マニュアルギアボックス、気筒休止システムを組みあわせることで、燃費を低減しているのも注目である。
今年第3四半期の発売となる、この新型コルベット スティングレイ。日本への導入時期は未定だが、名称はこれまで通りコルベットとなる。ご存知の通り、スティングレイの名は、何と某軽自動車が使ってしまっている。商標問題ではなくイメージの問題として、使わないというわけだ。何だかな……という話ではあるが。