アヴェンタドールがアップデート|Lamborghini
CAR / MOTOR SHOW
2015年1月26日

アヴェンタドールがアップデート|Lamborghini

Lamborghini Aventador LP700-4|ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4

アヴェンタドールがアップデート

ランボルギーニのフラッグシップ「アヴェンタドール」のV12エンジンに、気筒休止技術とスタート/ストップ機能が追加される。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

気筒休止とエンジンスタート/ストップを採用

ランボルギーニのフラッグシップにして、現代のスーパースポーツカーの主導的存在でもある「アヴェンタドール LP700-4」。そのエンジンにも、ついにエンジンスタート/ストップ機能と気筒休止機能が追加されることが、パリモーターショー2012であきらかになった。同時に、この2013年モデルとなる「アヴェンタドール」には、さらなるカスタマイズオプションが追加されるようだ。

まず、スタート/ストップ機能。すでに、他ブランドではおなじみの機能だが、さすがはスーパーカー。なんと180ミリ秒という、ほとんど人間には感知不能な速度で闘牛のV12エンジンは再始動するという。

つぎに気筒休止システムだが、こちらは、速度135km/h以下で、かつエンジンが低負荷な状態において、片方のバンクにある気筒をとめてしまうという。つまり、アヴェンタドールは一時的には直列6気筒エンジン相当になるのだ。もちろん、エンジンが低負荷か否かという判定は、オイルの温度など複雑な基準から判定されるのだろうが、たとえ、6気筒になっていても、わずかなアクセル操作で、すぐさま休止した気筒は目を覚ますという。

グループ企業である、フォルクスワーゲンやアウディの同様の技術とはまたちがう、なんともランボルギーニらしい味付けのようだが、環境負荷の低減という面ではじつに効果的とのことで、燃費は7パーセント向上の16ℓ/100km(約6.25km/ℓ)、130km/h前後での高速巡航時のCO2排出量は、約20パーセントの低下を記録したという。

総合的には、従来398g/kmだったCO2排出量が370g/kmになった。

Lamborghini Aventador LP700-4|ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4

この2013年版アヴェンタドール。エンジンのみならず、シャシーにも改良がくわえられているとのことで、剛性をより高めたスプリングと、さらなる最適化をほどこしたダンパーによって、ハンドリングはよりシャープに、乗り心地は劇的に改善したと、ランボルギーニは謳う。また、新デザインのホイールが用意された。

くわえて、フロントスポイラー、エアインテーク、エンジンカバーパネル、エンジンカバー、インテリアに、カーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)製パーツを装着するオプションも同時に設定されるという。

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