三菱がパリでプラグインハイブリッドをワールドプレミア|MITSUBISHI
MITSUBISHI OUTLANDER|三菱 アウトランダー
アウトランダープラグインハイブリッドをワールドプレミア
三菱自動車は5日、9月27日から開催されるパリモーターショーの出展概要を発表。世界初のプラグインハイブリッドSUV「アウトランダーPHEV」がワールドプレミアを果たす。また、新型「ミラージュ」は欧州デビューをかざる。
Text by YANAKA Tomomi
世界初のプラグインハイブリッドSUV
9月27日からはじまる、パリモーターショー2012において、三菱自動車は「プラグインハイブリッドEVシステム」を搭載したSUV、「アウトランダーPHEV」を公開すると発表した。
ベースは、当然、海外ではすでにフルモデルチェンジを果たした新型「アウトランダー」。「i-MiEV」などでつちかったEV(電気自動車)技術をいかし、今回は、長距離走行能力も重視されるカテゴリーに向けての開発になったという。
かなめとなるバッテリーは、12kWhという大容量を誇るリチウムイオンバッテリー。55km以上のバッテリー走行が可能だという。さらにハイブリッドシステムと併用することで、燃費はJC08モード換算で61km/ℓ以上を目標とする、とされる。
駆動方式は、三菱自動車が「ツインモーター4WD」と呼称するもので、前輪と後輪をそれぞれ独立したモーターが駆動。同社によれば、モーターならではのトルクをいかし、力強い加速を実現しているほか、レスポンスにも優れるという。
この「アウトランダーPHEV」は2013年はじめから日本国内市場に投入し、順次、世界展開がすすめられる予定だ。
コンパクトカーの世界戦略車「ミラージュ」も欧州初披露
三菱自動車ではこのほかにも、コンパクトな3気筒エンジンの採用や徹底的な軽量化の結果、軽自動車に匹敵する車体重量845kg、CO2排出量92g/kmを達成した新型「ミラージュ」や、今年秋にフェイスリフトするコンパクトSUV「ASX(日本名RVR)」を今回のパリモーターショーで欧州公開する。
さらには「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に参戦したレース専用の高性能EV「i-MiEV Evolution」など、合計で11台の車両を出展するという。くわえて、昨年の東京モーターショーや今年3月のジュネーブ国際モーターショーにも登場した、再生可能エネルギーを積極的に活用し、電気自動車のある暮らしを提案する「MiEVハウス」も出展する。
Mondial de L’Automobile 2012 Salon de Paris
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