新型シビックに試乗──6MTモデルは最高の仕上がりだった|HONDA
CAR / IMPRESSION
2021年10月20日

新型シビックに試乗──6MTモデルは最高の仕上がりだった|HONDA

内外装はすっきりと

新型のボディサイズは全長4,550×全幅1,800×全高1,415mmで、ホイールベースは2,735mm。先代に比べてそれぞれ30mm、35mm長くなった全長とホイールベースから充てられるスペース分は、後席とラゲッジへ与えられている。
エクステリアは、低く見切りの良いフロントフードと取り付け位置を50mm後退させたAピラー、ヒンジボリュームを50mm低めてなだらかなラインになったリアハッチ、水平基調のベルトラインなどによって、アグレッシブなデザインを採用していた先代に比べてかなりすっきりしたものになっている。
インテリアもこれに連動して水平基調で視界の良いデザインを採用。チルトとテレスコが可能なステアリングホイール、低い位置に取り付けられたドライバーズシート、それに合わせたかのような低く水平なインパネによって、まるでスポーツカーに乗っているようなドライビングポジションを取ることができる。
開発担当者に聞くと、このデザインは3代目のワンダーシビックを参考にしたとのこと。さらにもう少し下げることが可能だったのだが、そこまで低いと平均速度の高い欧州などでは逆に不安感が増すので、200km/hでも安心して乗っていられるという今の位置に決めたのだという。このあたりはホンダ車らしくて素敵な部分。メッシュパネルのワイドなエアコンアウトレットなどの意匠も新しさを感じさせてくれる。
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