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CAR /
IMPRESSION
2021年10月20日
新型シビックに試乗──6MTモデルは最高の仕上がりだった|HONDA
Honda CIVIC EX|ホンダ シビックEX
新型シビックに試乗〜6MTモデルは最高の仕上がりだった
1972年にFFのコンパクトな2ボックスとしてデビューしたホンダ「シビック」。今回の新型はついに11代目を数えることになり、そのスタイルは流麗な4ドアハッチバックというものとなった。そして、運転することが大好きなユーザーがまだまだ多いというシビックファンのため、6MTモデルがきちんと残されたのも朗報だ。その乗り味を確かめるため、八ヶ岳の麓を中心とした公道試乗会に参加した。
Text & Photographs by HARA Akira
爽快シビック
1972年にデビューした初代シビックは、FFのコンパクトな2ボックスボディに低公害のCVCCエンジンを搭載するという革新的スタイルで登場し、たちまち世界市民のベーシックカーとして認められて大ヒットモデルとなった。
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以降、2代目のスーパーシビック(1979年)、3代目のワンダーシビック(1983年)、4代目のグランドシビック(1987年)、5代目のスポーツシビック(1991年)、6代目のミラクルシビック(1995年)、7代目のスマートシビック(2000年)など小型ハッチバックスタイルを続け、その後の8〜10代目は少し大きなミドルクラスへと成長した。初期のシビックのイメージを大事にするファンからは、“らしさ”が失われたとして、特に日本においては販売台数が減少に転じたのは仕方がないところだが、北米や欧州など海外では今なおホンダのメインモデルとして頑張っているのだ。
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そんなシビックがフルモデルチェンジして、11代目となった。ホンダによると今回の新型は、コロナなどの混迷が続く現代においての「一服の清涼剤」となるべく開発され、完成したモデルの愛称は「爽快シビック」になったという。