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2014年12月16日

新型Cクラス ステーションワゴンが日本上陸|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz C Class Staionwagon|メルセデス・ベンツ C クラス ステーションワゴン

新型Cクラス ステーションワゴンが日本上陸

6年ぶりのフルモデルチェンジを果たしたメルセデス・ベンツ「Cクラス ステーションワゴン」が、ついに日本へ上陸した。先行導入されたセダン同様に、“アジリティ&インテリジェンス”のコンセプトから誕生した新型の魅力とは。

Text by OHTO Yasuhiro

ワゴンになってもグラマラスなデザインは健在

今年7月に導入されたメルセデス・ベンツ「C クラス セダン」につづき、今回「ステーションワゴン」もフルモデルチェンジを果たした。6年ぶりとなるこの新型は、セダン同様にボディシェルにアルミニウムを約50パーセントも使用した軽量高剛性アルミニウムハイブリッドボディを採用。

先代モデルと比べ、ボディ単体で約75kgの軽量化を実現し、重心位置をより低くすることでスポーティかつ俊敏なハンドリングを獲得した。もちろん、NVH(騒音、振動、ハーシュネス)特性の最適化をおこなっったほか、最大で20パーセント以上の燃費向上効果をもたらしている。

Mercedes-Benz C Class Staionwagon|メルセデス・ベンツ C クラス ステーションワゴン 4

Mercedes-Benz C Class Staionwagon|メルセデス・ベンツ C クラス ステーションワゴン 5

グラマラスで美しいニューステーションワゴンのスタイリングは、メルセデス・ベンツの最新エアロダイナミクス技術が投入されており、Cd値0.27を実現。セグメント最高レベルと謳われるこの低い値は、燃費効率を高めるとともに風切音を減少にも貢献している。

足まわりは、セダン同様に3タイプを用意。走行状況に応じて減衰力の調整をおこなうスタンダードなサスペンションである「AGILITY CONTROLサスペンション」、AGILITY CONTROLサスペンションをベースにハードなセッティングとステアリングギアレシオを変更した「スポーツサスペンション」、そしてセグメント初のエアサスペンションである「AIRMATICサスペンション」。

サスペンションのタイプは選択するグレードにより決められるため、キャラクターの差別化と納期短縮を図ることが同時に可能となったという。なお「C180 ステーションワゴン」「C180 ステーションワゴン アバンギャルド」「C200 ステーションワゴン アバンギャルド」にはAGILITY CONTROLサスペンション、「C180 ステーションワゴン スポーツ」にはスポーツサスペンション、「C200 ステーションワゴン スポーツ」「C200 ステーションワゴン スポーツ(本革仕様)」「C250ステーションワゴン スポーツ」にはAIRMATICサスペンションが奢られる。

Mercedes-Benz C Class Staionwagon|メルセデス・ベンツ C クラス ステーションワゴン

新型Cクラス ステーションワゴンが日本上陸 (2)

価格は442万円から

エンジンは、新開発された1.6リッターと2.0リッターの直4BlueDIRECTターボを採用。「C180」に搭載される1.6リッターのエンジンは、最高出力156ps/5,300rpm、最大トルク250Nm/1,200-4,000rpmを発生。2.0リッターのエンジンは、パワーの異なる2タイプが用意され、ひとつは「C200」に搭載される最高出力184ps/5,500rpm、最大トルク300Nm/1,200-4,000rpmのもの。

そしてもうひとつは、上級グレードである「C250」に搭載される最高出力211ps/5,500rpm、最大トルク350Nm/1,200-4,000rpmのものだ。組み合わされるトランスミッションは、全車に7段ATとされた。

昨年発表された「S クラス」にも導入された最新鋭の安全技術が、このC クラス ステーションワゴンにも積極的に採用されている。「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムはさらなる進化を遂げており、レーダーとカメラを用いた複合的センサーシステムを備えることで、車両周囲360°をカバー。これにより先行車、後方車両、対向車、歩行者などを検出しその位置を特定。状況に応じてアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシストする「部分自動運転」を実現させている。

Mercedes-Benz C Class Staionwagon|メルセデス・ベンツ C クラス ステーションワゴン 13

Mercedes-Benz C Class Staionwagon|メルセデス・ベンツ C クラス ステーションワゴン 7

いっぽうユーティリティ面では、ラゲッジルームの最大積載容量が1490リットルと、先代比で最大25リットルのサイズアップ。リアシートは従来の2:1分割から40:20:40とされたことで、乗車人数とさまざまなサイズの荷物に合わせた多彩なシートアレンジを可能とした。また全車にラバー素材とベロア素材を持つリバーシブルラゲッジルームマットを標準装備。ラバー面を使用すれば、簡単に汚れをふき取りることができるので、汚れを気にせずアクティブな使い方もできる。

新型はエントリーモデルの「C180ステーションワゴン」からスポーティかつパワフルなトップモデル「C250ステーションワゴン スポーツ」まで7つの仕様を用意。右ハンドルのみの設定となり、価格は442万円から724万円となる。

Mercedes-Benz C 180 STAIONWAGON AVANTGARDE|メルセデス・ベンツ C 180 ステーションワゴン アバンギャルド

ボディサイズ|全長 4,702 × 全幅 1,810× 全高1,457 mm

ホイールベース|2,840 mm

エンジン|1,595 cc 直列4気筒 ターボ

最高出力| 115 kW(156 ps)/ 5,300 rpm

最大トルク|250 Nm(25.5 kgm) / 1,200-4,000 rpm

トランスミッション|7段AT

駆動方式|FR

サスペンション 前/後|4リンク / マルチリンク

タイヤ 前/後|225/50 R17

ブレーキ 前/後|ベンチレーテッドディスク / ソリッドディスク(AGILITY CONTROLサスペンション)

トランク容量|470-1490 リットル

価格|528万円

※数値は価格以外、欧州参考値

Mercedes-Benz C 250 STAIONWAGON Sports|メルセデス・ベンツ C 250 ステーションワゴン スポーツ

ボディサイズ|全長 4,702 × 全幅 1,810× 全高1,457 mm

ホイールベース|2,840 mm

エンジン|1,991 cc 直列4気筒 ターボ

最高出力| 155 kW(211 ps)/ 5,500 rpm

最大トルク|350 Nm(35.7 kgm) / 1,200-4,000 rpm

トランスミッション|7段AT

駆動方式|FR

サスペンション 前/後|4リンク / マルチリンク(AIRMATICサスペンション)

タイヤ 前/後|225/40 R19 / 255/35 R19

ブレーキ 前/後|ベンチレーテッドディスク / ソリッドディスク

トランク容量|470-1490 リットル

価格|724万円

※数値は価格以外、欧州参考値

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