最新LEDテクノロジーを採用する新型CLSクラス|Mercedes-Benz
Mercedes-Benz CLS Class|メルセデス・ベンツ CLS クラス
Mercedes-Benz CLS Shootingbrake|メルセデス・ベンツ CLSシューティングブレーク
最新LEDテクノロジーを採用する新型CLSクラスが登場
メルセデス・ベンツはドイツ本国において、4ドアクーペ「CLS」およびその5ドア版「CLSシューティングブレーク」の2014年モデルを発表。最新メルセデスファミリーのフェイスに、あたらしいLEDライトを搭載しフロントの印象が変化した。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
メルセデス初採用となる、マルチビームLEDをオプションで設定
4ドアクーペ「CLS」と、その流麗なスタイリングをワゴンに落とし込んだ「CLSシューティングブレーク」が、ベースとなるEクラスに遅れることおよそ1年半、ドイツ本国において2014年モデルにアップデートした。最大の変化は、最新のメルセデス フェイスを得たことにある。ダイヤモンド ラジエーターグリルや大きくなったエアインテーク、ヘッドライトはLED化され、上部にチューブ状のウィンカーレンズが備わる。
あたらしいCLSではEクラスと同様、全車LEDヘッドライトが標準となるが、さらにオプションとしてメルセデス・ベンツ初となる「マルチビームLEDヘッドライト」が用意される。これは、フロントスクリーンに設置されたカメラをもちいて周囲を解析、24個のLEDを個々に操作して常に最適な視界を得るというもの。計算は1秒間に100回も計算され、対向車があればその部分だけを陰にし幻惑をおこなわないようにする。
また、マルチビームLEDを選択すると、キーロック解除時のウェルカムランプとして、ウィンカーが青に光るというあたらしい演出も用意された。
通常のCLSクラスに用意されるエンジンはディーゼル3種類、ガソリン2種類。そのうち、これまでCLS 350として設定されていた自然吸気のV6にかわり登場したのが、3.5リッターV6ターボを搭載する「CLS 400」。CLS 350と比較すると、最高出力は20kW増の245kW(333ps)、最大トルクでは110Nmも向上した480Nmを1,200-4,000rpmという広い範囲で発生させる。
これらのエンジンに組み合わされるのはこれまでの7段にかえて、9段ものギアをもつ「9G-Tronic」オートマチックトランスミッション。多段化により、つねに最良の効率が得られるようこまかいギア制御がおこなわれ、燃費の向上を果たすという。また、4輪駆動システム、4MATICの採用も拡大されCLS 400にも設定されるようになった。
トップグレードの「CLS 63 AMG」は、メルセデスAMGがエンジニアリングをほどこした5.5リッターツインターボから最高出力410kW(557ps)、最大トルク720Nmを発揮。さらにハイパワーな「CLS 63 AMG S」では最高出力430kW(585ps)、最大トルクは800Nmにも達する。
最新のメルセデス・ベンツのモデルとして、レーダーやカメラによって実現する最先端のセーフティデバイスや、スマートフォンとの連携など充実したインフォテイメントも用意される。