CARON|2011クリスマス限定フレグランス「Nuit de Noel」
FASHION / WOMEN
2015年1月23日

CARON|2011クリスマス限定フレグランス「Nuit de Noel」

CARON|キャロン

“クリスマスの夜”と名のついた、1920年代の名香

2011クリスマス限定「Nuit de Noel」

富豪たちが贅たくを極め、豪華客船での旅など、異国への関心が一層高まった、狂乱の“ローリング20’s(1920年代)”。この時代の証人であるフランスのフレグランスブランド キャロンは、1922年に「Nuit de Noel(ニュイ・ド・ノエル)」を発表した。それから約90年、当時の名香があざやかによみがえり、「ニュイ・ド・ノエル パルファン」が11月15日(火)に数量限定発売される。

Text by OPENERS

幻想的なクリスマスの夜をミステリアスに彩る、リッチで華やかな名香

狂乱の“ローリング20’S”──第一次世界大戦が終わり、ヨーロッパでも街は華やかさに満ち、さまざまな文化の最盛期。女性のファッションは激変し、シャネルスーツに代表される短いスカートに身を包んだあたらしい女性のスタイルがもてはやされ、香水では、1922年にシャネルがNo.5を発表、翌年に「ニュイ・ド・ノエル」が発売されたという、まさに香水黄金期。

キャロンの創始者であり、数かずのヒット作を創作したエルネスト・ダルトロフは裕福な家庭に育ち、幼少時代から世界各地を訪れ、さまざまな土地のエキゾチックな風景や感性を見事に香水の香りに表現。彼が生涯愛し、のちに彼の後継者となったフェリシエ・ヴァンプイユが好んだ毛皮や乳香の香り、そしてわくわくするクリスマスの特別なイメージが、「ニュイ・ド・ノエル」のテーマの源となった。

発売当初のボトルはバカラの漆黒クリスタル、ケースはガルシャ(エイの皮)に包まれた印籠のようなつくりで、ボトルのまわりの金のベルトは当時若者のあいだで流行した、額に巻く飾りからインスパイアされていた。

「ニュイ・ド・ノエル」の香調はオリエンタル フローラルで、1920年代には調香が難しいとされていた、アニマリックノートの「ザクセンモス」(ムス・ドゥサクス)がベースノート。ローズ、イランイラン、ジャスミンなどの豊なフローラルブーケが見事にブレンドされ、あたたかみのある官能的な香りに仕上がっている。

キャロン|ニュイ・ド・ノエル 02

独創的でとりわけ女性を魅力的に存在させるための香りを得意としたエルネストの傑作であり、クリエイションの粋がブレンドされている。

<オードパルファン>
ニュイ・ド・ノエル パルファン
価格|2万6250円
容量|28ml
販売|銀座三越フレグランス売場、JR大阪三越伊勢丹フレグランス売場

フォルテ
Tel. 0422-22-7331
http://www.forte-tyo.co.jp/

           
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