Levi's® Made & Crafted™|#04 写真家 マルチェロ・ゴメス
ブランドのテーマを具現するアート:8月
#04 写真家 マルチェロ・ゴメス
生命力に溢れた人物素描
リーバイスの歴史的プロダクトにインスパイアされ、現代の素材と縫製技術を取り入れたラインが、リーバイス® メイド アンド クラフテッド™だ。同ブランドはアート、音楽といったポップカルチャーを通じた取り組みでも話題を集めている。そのひとつが、毎月異なる写真家によって、シーズンテーマを表現する本シリーズ。8月はマルチェロ・ゴメスによる作品。リアルな、生命感溢れるポートレートを披露しよう。
Text by Kase Tomoshige(OPENERS)
あまりに生き生きとしている
女性、海、空、ジーンズ。きわめてシンプルな状況設定で、素直なポートレートを撮影する──商業写真家、すなわちプロであればあるほど、こういった写真を撮るのは難しい。濡れた髪やほとんど手を加えていないメイク。モデルの美しさと気取らぬ服の魅力を、十二分に引き出している。
「我々はロッカウェイ・ビーチ(ジョン・F・ケネディ空港近くの、クイーンズ南東の細長い島にあるビーチ。マンハッタンから地下鉄で1時間ほど)で撮影しました。モデルのアンは完璧で、メンズの服もウィメンズの服も両方似合っていたのです。アンの髪の毛に海の水をかけたり、砂浜で逆立ちしてもらったりしました」とマルチェロ・ゴメスは言う。けれん味のない、素直なシューティングの風景が想像されるコメントだ。
事実と誠実さ、そして服を着ている人のことを表現したい、と言うゴメス。ここまでストレートに対象を捉えた作品は、近年のアートフォト・シーンのなかでも、きわめて珍しい存在といえる。毎月の写真家による作品は、リーバイス® メイド アンド クラフテッド™のブログ(http://levismadeandcrafted.tumblr.com/)に投稿される。ぜひチェックしていただきたい。
Marcelo Gomez|マルチェロ・ゴメス
ブラジル生まれ。現在、ニューヨークを拠点として活動中。バスケットボールの奨学金でアイオワ大学に進学し、政治学を専攻。卒業後の2003年、ニューヨークに移住し、インタビュー誌『Index Magazine』で働き始める。その後、『Love and before, Green and After』(2008)と『Taciturn Heart』(2010)と2冊の写真集を出版した。さらに本年発行予定で2つの写真集を製作中と、精力的に活動を展開。『Harper's Bazaar』『Dazed and Confused』を始めとしたメジャー誌で活躍、日本でも『ポパイ』『ヒュージ』などで作品を発表している。
リーバイス® メイド アンド クラフテッド™
http://levismadeandcrafted.com/