ジャガー初のクロスオーバーモデル「Fペース」登場｜Jaguar

Jaguar F-Pace｜ジャガー Fペース

ジャガー初のクロスオーバーモデル「Fペース」登場

ジャガー・ランドローバーは、かねてよりコンセプトカーを発表してきた初のSUV「Fペース」をついに公開。その登場は、360度の垂直ループを駆け抜けるスタントでギネス記録をやぶるパフォーマンスという派手なものだった。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro（OPENERS）

世界一のループスタント

フランクフルトモーターショーの開催に先立ち、英国時間の9月14日夜、これまでコンセプトモデル「C-X17」としてたびたび登場してきた、ジャガー初のSUVがついにプロダクションモデル「Fペース」となって発表された。

ジャガーブランド誕生80周年を記念する巨大な文字の、「0」をぐるりと垂直に360度回転するスタントで姿をあらわしたFペース。このエキシビジョンは、高さ19.08メートルのループを駆け抜け、ギネス記録をも塗り替えた。

Jaguar F-Pace LE-S

ジャガーが自動車によるサーカス的なパフォーマンスでギネス記録を破るのは、3月におこなわれた新型「XF」発表に際しての綱渡りにつづいて、2度目となった。

今回、Fペースのハンドルを握った英国のスタントマンであるテリー・グラント氏は、このイベントのために2ヵ月にわたるトレーニングを積み、最大ではスペースシャトルパイロットを上まわる6.5Gに耐えられるよう調整してきたという。もちろん、彼だけではなく、設計技師や数学者、それに安全のエキスパートたちによって何ヵ月も綿密な計画が練られてきている。

Jaguar F-Pace｜ジャガー Fペース

ジャガー初のクロスオーバーモデル「Fペース」登場

初回限定モデルも登場

また、今回のお披露目にあわせて、Fペースに全世界限定2,000台の「ファーストエディション」も発表された。

エンジンには、最大出力380psを発揮するV6ガソリン、もしくは300psのV6ディーゼルを搭載。ボディカラーは、2013年のフランクフルトモーターショーで登場したFFペースのコンセプトモデル「C-X17」を彩った「セシウムブルー」と、つづく杭州モーターショーで披露された「ハルシオンゴールド」を特別に用意。また、「ロジウムシルバー」と「アルティメットブラック」も選択が可能だ。