料理人の知識・手捌きを独占する和食版シェフズ・テーブル。「星のや軽井沢」究極のもてなしがここにあり!|TRAVEL

ウォータージャグ2700円。お買い求めは、Amazonで。

LOUNGE / TRAVEL
2022年2月17日

料理人の知識・手捌きを独占する和食版シェフズ・テーブル。「星のや軽井沢」究極のもてなしがここにあり!|TRAVEL

TRAVEL|星のや軽井沢

「知る」は、おいしい!リターンズ 星のや軽井沢編(2)

星のや軽井沢も、しっかりエコリゾート。だから、気分がすこぶるいいのです

ところでこちら、モダンで、素敵でしょ? 「星のや軽井沢」客室の冷蔵庫に入っていた「ウォータージャグ」です。容器でありながら“水感”を醸し出していて、とっても素敵。これオリジナルだよねきっと、欲しいな、と思い、スタッフに「これ、売ってます?」と聞いたところ、「Amazonで購入できますよ」と予想外の返答が……。マジですか(マジでした)。
この「ウォータージャグ」、客室でのペットボトル提供を廃止するプロジェクトの一環として、「星のや軽井沢」が、食器ブランド「ARAS」と、プラ樹脂商品のリサイクルに取り組んでいる「石川樹脂工業」の協力を経て新たに開発したもの。100%再生可能な素材から作られていて、現在は「星のや」全施設と、青森にある「奥入瀬渓流ホテル」「青森屋」にも導入されています。
デザインを担当したのは、金沢のクリエイター集団「secca inc.」。デザインは本物の氷の塊が自然に解けたところを 3D スキャンして、その表情をそのままデザインに落としているそう。 浅間山をはじめとする山々の雪解け水により、この地が栄えてきたストーリーを背景にこのデザインになったのだとか。どうりで“水感”あふれているわけです。
そもそも星野リゾートは100年以上、水力発電を手掛けている、「エコリゾート」の本家本元。「星のや軽井沢」の前身である星野温泉旅館では、当時、まだリゾートが位置する場所まで電気が来ていなかったこともあり、1917年から自家水力発電を導入しているんです。
「本格的に水力発電をスタートしたのは1929年。3代目の星野嘉助は、昔ながらの水車で電灯を付けることに成功しています」
こんな話をしてくれたのは、施設内を案内してくれた軽井沢FМユニットの阿部千尋さん。
「星のや軽井沢」の代名詞ともいえる集落を流れる川は、じつは水力発電のために調えられた調整池の役割を担っているのです。この川、浅間山を源とする清流から水を引いているそうですが、景観のために水を引きたいというだけでは行政の許可は降りません。水力発電に活かすということで許可が出ているのです。阿部さん曰く、「私はダムだと考えています」。
施設内に発電所は3つ。現在はうち2つが稼働しています。
「今の時代、電気は買うほうが安いんです。それでも私たちは、自分たちが使うエネルギーは、みずからの場所で、自然エネルギーにより生み出したいと考えています」
「星のや軽井沢」では、温泉の地熱を徹底的に利用しています。その肝となる施設がこちら。星のや軽井沢の地下には、こんな最新設備が導入されています。
100年前から脈々を受け継がれている自家水力発電に加え、現在はかけ流しの温泉から出る排湯熱、地中熱利用設備を導入。星のや軽井沢では、現在、約4万平方メートルに及ぶ、リゾート内で使われるエネルギー総量の約7割を生産しています。
ここに来ると心が研ぎ澄まされたような、それでいて温かな気持ちで満たされるのは、そんな背景があるからなのかもしれません。なにより究極のエコリゾートで過ごす時間は、私たちの日常に新たな気づきを与えてくれることでしょう。

星のや軽井沢

  • 住所|長野県軽井沢町星野
  • アクセス|JR軽井沢駅より車で約15分(無料送迎バスあり)、碓氷軽井沢ICより車で約25分
  • 客室数|77室(チェックイン15:00、チェックアウト12:00)
  • 料金|1泊11万2000円〜(1室当たり、税・サービス料込、食事別) ※画像は水波の部屋
  • URL|https://hoshinoya.com/karuizawa/
問い合わせ先

星のや総合予約
Tel.0570-073-066
https://hoshinoya.com/](https://hoshinoya.com/

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