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2023年1月24日
「大阪」の人情下町テーマパーク。そして浪速キュイジーヌで食い倒れ!|TRAVEL
TRAVEL|OMO7大阪 by星野リゾート
「知る」は、おいしい!リターンズ OMO7大阪 by星野リゾート編
2022年11月、JR・南海電鉄新今宮駅前にオープンした「OMO7大阪(おも) by 星野リゾート」(以下、OMO7大阪)に泊まりに行ってきました。いやあ、面白かった! シンプルすぎるかもしれませんが、率直な感想です……。今回は1泊2日でしたが、次回は2泊して、OMO7大阪を満喫するのはもちろん、もっともっと大阪のディープスポットに深入りしてみたいと野望を抱いています。
Photographs by OHTAKI Kaku|Text by HASEGAWA Aya|Edit by TSUCHIDA Takashi
まずはOMOレンジャーとともに大阪の街を練り歩く!
「OMO(おも)」は、2023年1月現在、全国で11施設を展開する星野リゾートのホテルブランド。“テンションあがる『街ナカ』ホテル”をコンセプトに、どの施設も街歩きしたくなる仕掛けがいっぱいですが、個人的には「OMOレンジャー」の存在こそ、「OMO」の最大の強みだと考えています。
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「OMOレンジャー」とは、街を知り尽くした星野リゾートのスタッフのこと。それぞれに得意分野があり、施設ごとに展開している「ご近所アクティビティ」のツアーリーダーを務めます。アクティビティによって有料のものもあれば、無料のものもありますが、いずれもその街の魅力に、ディープに、そして効率よく迫るものばかり。今回、私は「ほないこか、ツウな新世界さんぽ」(無料)に参加しましたが、OMO7大阪では、ほかにも「めっちゃ串カツどっぷりツアー」(1000円)、「ええだし出てますわツアー」(無料)といったアクティビティも用意しています。
ところで、OMO7大阪が標榜するのは“なにわラグジュアリー”なのです。ご存じでした?
客室は8タイプ全436室。なかでも高い人気を誇るのが、約60㎡の「いどばたスイート」。部屋の中央には、壁面に掲げられた「OSAKAボード」を⾒ながら旅の計画を練るのにぴったりの「井⼾端会議」に適した大きなテーブルやソファが配されています。客室の四隅にあるベッドスペースが半個室のように区切られているのも今ドキです。
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今回、筆者がステイしたのは、コーナーツインルーム。1フロアに4部屋のみ2⾯採光の客室です。筆者が泊まった客室からは通天閣が見えました。
「みやぐりん」という愛らしいネーミングは、新今宮の「みや」と「グリーン」からとったもの。広い芝生広場は棚田のように段差があり、デッキテラスや散策路、おしゃれな椅子やカラフルなクッションが配されていて寛ぎ放題です。
⼤阪の銭湯文化を表現した温浴棟「湯屋」も素敵です。高い天井には光が降り注ぐ天窓がとーってもいい感じ。朝の光に照らされた湯舟はなんとも幻想的でした。で、わかります? この天窓、開いているんです。だから解放感も抜群! しかも雨の日でも雨水が落ちてこない設計になっているんですって。湯上りには、⼤阪名物「551HORAI」のアイスキャンデーが用意されていました。東京に住んでいるとなかなか食べる機会がないだけに、このサービスは小躍りしそうなくらいうれしかったなあ(笑)。
「OMO」のあとに付いている数字は、ホテルの施設やサービスの内容を表していて、数字が小さいほどシンプルで、数字が大きいほど充実している、ということなんですって。7という大きな数字を持つ、OMO7大阪は、「OMO」ブランドの最上級フルサービスホテル。ほかの「OMO」の施設にはない、レストランでのフルコースディナーを提供しています。
「大阪の食の本質を表現する」ことをテーマにしたコースは、箱寿司や船場汁といった大阪の郷土料理を、フランス料理の手法で華やかに再構築した「なにわネオクラシック(Naniwa Neo Classic)」と、大阪のソウルフード・串カツをイノベーティブにアレンジした「なにわ串キュイジーヌ(Naniwa KUSHI Cuisine)」の2種類。それぞれ全8品(1万3000円)で構成されています。
どちらも面白そうでしょ? しかも「なにわネオクラシック」は星のや竹富島・総料理長の中洲達郎さん、「なにわ串キュイジーヌ」は星のや東京・総料理長の浜田統之さんが監修。いずれも世界最高峰のフランス料理コンクールとして知られる「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」日本大会での優勝経験を持つ、星野リゾートが誇るトップシェフです。
もう期待しかありません。
支配人の平井 堅(突っ込みどころですよ!)さん曰く、「ペアリングはスタッフみんなで、意見を出し合って決めています。季節や仕入れによって内容も変わりますし、OMO7大阪ですから、枠にとらわれず、いい意味でこだわりを持たずに決めています。今回はたまたますべてワインですが、ビールや日本酒、スピリッツが組み込まれることもあります」。
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それぞれのコースに合わせてアルコールのペアリング(7種 8000円)が用意されているのもうれしい限り。むむ、ますます楽しみになってきましたよ。
兵庫県出身の瀧井さんは、星野リゾート トマムのメインダイニング「OTTO SETTE TOMAMU(オットセッテ トマム)」でキャリアをスタートし、OMO7大阪の開業と同時に同ホテルの総料理長に抜擢されました。
OMO7大阪の総料理長を務めるのは、入社4年目の瀧井杏香さんです。「お話をいただいてから、1、2週間は、『あの話は本当だったんだろうか』と信じられない気持ちでした」と語る瀧井さんは、そのフレッシュな感性で、中洲さん、浜田さんが監修した料理を「食べるだけでなく、五感を使って楽しめる料理」(瀧井さん談)へとアレンジ。「からくりも施されているので、ぜひ楽しんでくださいね」と、笑顔をのぞかせます。
それでは、それぞれのコースから3品ずつ、特徴的なメニューとペアリングをご紹介しましょう。
「なにわネオクラシック」は、箱寿司に始まり、箱寿司で終わる前代未聞のコースです。最初の一皿は、木箱に酢飯と魚介を詰める大阪の郷土料理である箱寿司を、「軽やかにいただけるように」(瀧井さん)酢飯の代わりにアボカドやクスクス、パスタの一種であるリゾーニ、ジェノベーゼ、じゃがいもなどを薄く層にして、前菜に仕立てたもの。表面は、卵、サバ、穴子、タイ、マグロ、カニ、うにといった具材で艶やかに彩られています。わくわくモード、フルスロットルです。そんな私の心を見透かしたのか、最初のペアリングは、ブラッドオレンジの香りをまとった、「マーク・エブラール」のロゼのシャンパーニュ。ときめきは加速の一途です。
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お次は、「割鮮(かっせん)」。大阪ではお造りのことを「割鮮」といいますが、同コースでは、フグのお造りであるてっさを提供。一般的に、てっさは、いり酒、芽ネギ、紅葉おろしといった薬味でいただくことが多いのですが、「なにわネオクラシック」では、青ネギのアイスクリーム、ビーツのピューレ、大吟醸を泡状にしたものを用意。そうきたか(笑)。こちらに合わせるのは、フランス・ロワール地方のドメーヌ・ラ・エピエーヌの「クリッソン」。ミュスカデ100%の自然派ワインです。「洋の要素も入った一皿なので、ミネラル感があり、オイリーなえぐみのあるこちらのワインを合わせました」(平井さん)。
山椒と抹茶のパウダーで描かれた「半助」(はんすけ)の文字に目が釘付けの一皿は、フランス料理の「テットドフロマージュ」(豚の頭の煮こごり)の鰻バージョン。大阪では、一円にも満たないという意味で「半助」と呼ばれ、捨てられることも多い鰻の頭を圧力鍋でしっかりと煮込み、食材を無駄なく使う大阪の食文化を表現しました。鰻の身の部分は、甘みのあるマデラ酒ソースで煮込み、蒲焼風に仕立てているのだとか。
これに合わせるのはさすがに日本酒かと思いきや……。「たしかにフルーティーな大吟醸ととてもよく合います」と平井さん。が、今回、この「半助」くんのお供に選ばれたのは、大阪・羽曳野市の河内ワインのスパークリングワイン「KIEI」。自社畑で栽培されたデラウェアを使った、豊かな酸味を持つ、しゅわしゅわワインです。「あるスタッフが、コレも合いそうですよと提案してくれたのですが、僕が想像していた以上にばっちりの組み合わせでした(笑)。とくに煮凝りによく合います」(平井さん)。
これに合わせるのはさすがに日本酒かと思いきや……。「たしかにフルーティーな大吟醸ととてもよく合います」と平井さん。が、今回、この「半助」くんのお供に選ばれたのは、大阪・羽曳野市の河内ワインのスパークリングワイン「KIEI」。自社畑で栽培されたデラウェアを使った、豊かな酸味を持つ、しゅわしゅわワインです。「あるスタッフが、コレも合いそうですよと提案してくれたのですが、僕が想像していた以上にばっちりの組み合わせでした(笑)。とくに煮凝りによく合います」(平井さん)。
ちなみに写真はないのですが、コースの最後には、ホワイトチョコレートと、ピスタチオやフランボワーズのベースの上に、スクエアにカットしたフルーツやマスカルポーネを乗せた「箱寿司」のデザート版が登場します。
もう一方の「なにわ串キュイジーヌ」は、前菜からデザートに至るまですべての料理に串が使われたコース。1品目には、海鮮を使った5種の串「蓮根、蟹、海老、たこ、サーモン」がお目見え。たとえば、蓮根にはイカとホタテのムースを添えて。カニクリームコロッケには、エビのだしで作るアメリケーヌソースを合わせています。カダイフで包んだサーモンはサクサクの食感が魅力。串が乗っている銀色の四角い器は串カツのソース缶をイメージしているんですって。「串料理の見た目と粋を味わっていただけたらうれしいです」と、瀧井さんは話します。
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2品目の「アスパラガスとベーコン」は、「みやぐりん」に蝶が舞い降りた様子をイメージしたシーザーサラダ。こちらの演出もお見事でして。フランス料理店で、銀色の丸い蓋(クロッシュ)をかぶってメイン料理が恭しく登場することってありますよね? その大阪バージョンよろしく、お好み焼きの蓋に覆われてお出ましになるのです。しかもコチラ、蓋を開けると、ふんわりとお花の香りが漂います。瀧井さんが、スタッフに、「お客さまに提供するときは、お花畑に蝶が舞い降りたと言ってくださいね」と伝えているという、自信とこだわりの一品です。可憐な蝶のチュイルももちろん食べられますよ。
ペアリングは、ニュージーランド・マールボロ地区のヴァンダルのソーヴィニヨンブラン「ヴァンダル ゴンゾー レジスタンス」。ヴァンダルは、マールボロを拠点とする3つのワインメーカーが、自らの名を明かさずにマールボロの伝統的なワインスタイルを破壊すべく立ち上げたプロジェクト。斬新なワインづくりを行っていて、「皮だけでなく、房も使って造られているんですよ。ソーヴィニヨンブランらしいハーバルな香りもするし、房のオイリーさもあり、シーザーサラダの濃厚な味わいに負けていません」(平井さん)。
デザートの「わたがし」にも驚愕しました。もちろん、いい意味で。昭和の縁日には欠かせない存在だったわたがしが、お皿の上に載って運ばれてきます。フルーツはミックスジュースの材料であるバナナやみかん、シューアイスもミックスジュース味と、どこまでも大阪リスペクト。溶けたわたがしは、串にたっぷりと絡めていただきましょう。
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真っ白の外観が目を引くOMO7大阪。建物に、船の帆を彷彿とさせる白い外装膜が張り巡らされているのです。星野リゾートの星野佳路代表は、これを使って「何かできないか」と画策。夜は、建物をキャンバスに見立てた、光のアートが楽しめます。膜の下から約1万3000個のLED照明を当てているのだとか。内容は季節によって変わりますが、私が訪れた晩秋は「PIKAPIKA紅葉ナイト」を実施。外装いっぱいに花火や紅葉、そして大阪を象徴するアイコンが映し出されていました。
全8品のコースを平らげれば、かなりお腹もふくれるはずですが、OMO7大阪プレゼンツの“食い倒れ祭り”はまだ終わりません。夜の「みやぐりん」では、たこ焼きと地ビールのふるまいが(無料)! こんなに幸せでいいんでしょうか……。
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朝食も必食ですよ。「OMOダイニング」では、大阪テイスト全開のブッフェスタイルが楽しめます。ダイニングに入ると、がりレモンやらグレープ&ピーチやら、色とりどりのフレーバー水が出迎えてくれます。「やだ、かわいい~」と言いながら撮影モードに入っていると、おや、何やら美味しそうなだしの香りが漂っているではないですか!
匂いに誘われるように奥へと進んでいくと、きつねうどんとねぎ焼きをその場で作って提供しているライブステーションが! どちらも削りたての鰹節をたっぷりかけていただきます。ふわふわの鰹節は悶絶もの。うどんに乗ったおあげさんは、だしをたっぷり吸いこんでいて、食べすぎ&飲みすぎで疲れた内臓への応援歌のように、じゅわ~と染みわたります。ホテルから徒歩15分ほどの場所にある「⼤阪⽊津卸売市場」で仕入れたお惣菜のコーナーもありました。気に入ったものがあれば、市場に行って購入するのもいいかもしれません。パンやハム、チーズなども大充実。1週間、いえ、一か月通っても飽きないんじゃないかな。私個人の見解ですが、テンションあがる朝食・オブ・ザ・イヤーの最有力候補のひとつです。
なお、「OMOカフェ&バル」では、5種類のモーニングセットを提供しているとのこと。次回は、こちらもチャレンジしてみたいな!
大阪という街が長い年月をかけて育くんできた伝統の食文化を堪能しながら、新たな大阪の味を提案するOMO7大阪。ホテルに泊まった、というより、「大阪」をフィーチャーしたテーマパークを、純粋な気持ちで楽しんできた、そんな感覚です。帰路につく頃には、「大阪」がもっと好きになっていることでしょう。あー、次はやっぱり2泊で訪れようっと。
OMO7大阪(おも)by 星野リゾート
住所|大阪府大阪市浪速区恵美須西3丁目16-30
アクセス|JRおよび南海電鉄「新今宮駅」の目の前
客室数|436室
料金|ツインルーム1泊6万1000円~(1室あたり・税込・2食付き)、いどばたスイート1泊10万9200円~(1室あたり・税込・2食付き)
住所|大阪府大阪市浪速区恵美須西3丁目16-30
アクセス|JRおよび南海電鉄「新今宮駅」の目の前
客室数|436室
料金|ツインルーム1泊6万1000円~(1室あたり・税込・2食付き)、いどばたスイート1泊10万9200円~(1室あたり・税込・2食付き)
問い合わせ先
星野リゾート
Tel.050-3134-8095(OMO予約センター)
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