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2020年1月29日
街の息吹を感じながらステイ!「ホテルインディゴ」が日本初上陸|Hotel Indigo
Hotel Indigo|ホテルインディゴ
ホテルインディゴ バンコク ワイヤレスロード滞在記
「ホテルインディゴ」(Hotel Indigo)というホテルブランドをご存知でしょうか。インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)が2004年に誕生させたライフスタイル・ブティックブランドで、2019年1月現在、欧米を中心に112軒を展開しています。2019年1月24日(金)に「ホテルインディゴ箱根強羅」がオープンしたばかりですが、こちらが日本初上陸。まだご存知ない方も多いかと思います。
Text by HASEGAWA Aya
街の雰囲気が体感できて、手が届きやすいプライスが嬉しい!
「ホテルインディゴ」ブランドは、それぞれの街のスピリッツを凝縮したようなコンテンポラリーなデザインと、好奇心をくすぐるパーソナルなサービスを標榜。建物そのものや、パブリックスペースのインテリア、客室アイテム、レストランやバーのメニューに、その街の歴史、文化が反映されています。それゆえホテルチェーンといっても、それぞれのホテルが個性的なデザインやサービスを打ち出しているのがユニークです。
じつは筆者は、これまでシンガポール、ヘルシンキのインディゴに宿泊していますが、その街の雰囲気を体感しながらステイでき、価格帯も比較的手が届く範囲とあって、出張や旅行では必ずチェックしているホテルブランドです。今回「ホテルインディゴ バンコク ワイヤレスロード」(以下「インディゴバンコク」)に宿泊する機会があったのですが、こちらもとーっても快適でした!
「インディゴバンコク」は、東南アジア最初の「インディゴ」ブランドとして、2015年にオープンしました。まず立地がイケてます。バンコクの高架鉄道(BTS)のプルンチット駅から徒歩5分程度。ちなみにプルンチット駅から、バンコク随一のショッピングスポットであるサイアム駅からはわずか2駅です。
ホテル内は見どころがもりだくさんで、ちょっとした美術館のようです。スタイリッシュな外装は、ホテル近くの名所ルンピニー公園をイメージしているのだとか。レセプションにもレトロな家具が並び、どこか懐かしさを感じるレトロモダンなインテリアがホテル全体に散りばめられています。ロビーにはタイでかつて活躍していた人力三輪車が置いてあり、格好の記念撮影スポットになっていました。
エレベーターの目の前にはいくつもの無線機が飾られていました。ホテルがあるウィッタユ(タイ語でラジオ)通り(ワイヤレスロード)という地名は、タイ初の無線局がこの地に建設されたことに由来していて、これにあやかってのものだそうです。
バンコクらしい高層ビルを眺めながら泳げる、インフィニティプールは22階に位置。プールバーもあるので、ここで時間を忘れて過ごすのも良さそうですよ。
客室は全192室。まず部屋の扉をあける前から、タイの車やバイクのナンバープレートを模した、部屋番号表示に胸を撃ち抜かれました。
部屋に入って最初に目に付いたのは、ステンレスのトランクケースをかたどったミニバー。もちろん特注です。ベッドボードのイラストは、アーティストがバンコクをテーマに描いたものです。「スパ」をイメージして設計したというバスルームにもさまざまな遊び心が。ゴールドの洗面台や、アンティーク風トランクのなかのタオルがおしゃれです。アメニティは、タイの人気スパブランド「パンピューリ」のものでした。そうそう、ホテルの正面はアメリカ大使館。あふれんばかりの緑が眼下にのぞめます。
そして、ぜひ足を運んでほしいのが、ルーフトップバー「チャー バンコク」。ここ数年、バンコクではルーフトップバーが大流行中ですが、こちらのバーもいい感じです。26階に位置する「チャー バンコク」はスペース的には決して大きくはありませんが、西側が抜けているので格好のサンセットビューが期待できます。高層ビルの谷間に落ちる夕日はこれぞ“ザ・バンコク”。宿泊していなくても、ぜひ足を運ぶことをおすすすめします。
25階のレストランでは、総ガラス張りの壁面からのラチャダムリの高層ビル群の夜景とともに、元「ノーマ」の在籍経験があるシェフが手がける、クリエイティブなグリル料理が楽しめます。
2階の「メトロ・オン・ワイヤレス(Metro on Wireless)」はオールデイダイニング。ここのタイ料理もかなりレベルが高いですよ! シェフの通称ジミー氏もとてもおちゃめ。伝統的なタイ料理にジミー氏ならではのエッセンスが加味されていています。食べ終わる頃には、いえ食べ始めてかなり早い段階で、「次にバンコクに来たときにはまた行かなくちゃ」と再訪を決めていました。
街の息づかいが感じながらステイできるというのは、「ホテルインディゴ」のコンセプトであり最大の売り。ですから「旅心」を絶妙に刺激してくれます。そして1月24日(金)、日本では初となる「ホテルインディゴ」ブランドのホテルとして、「ホテルインディゴ箱根強羅」が開業しました。
「ホテルインディゴ箱根強羅」は、強羅の自然と文化にインスパイアされたインテリアデザインを採用。ホテルの至るところで箱根らしさを表現するのだとか。肝心の温泉ですが、温泉大浴場のほか、98室すべての客室にミネラル成分をたっぷり含む温泉水のお風呂を用意するそうです。インバウンドの旅行者はもちろんですが、日本に住む、日本人としても楽しみです。
水着で入れる男女共用の温泉大浴場と「火」をテーマにしたオールデイダイニングレストランや、箱根の清流をイメージした「水」がテーマのバーラウンジでは、箱根ならではの素材にインスパイアされた美食体験が可能なのだとか。全身全霊で満喫できる「ホテルインディゴ箱根強羅」、箱根に個性あふれるホテルがまたひとつ誕生します。
問い合わせ先
Hotel Indigo Bangkok Wireless Road
https://www.ihg.com
https://www.anaihghotels.co.jp/
問い合わせ先
ホテルインディゴ箱根強羅
https://hakonegora.hotelindigo.com