本年度映画賞を席巻! 本当の成功とはなにかを問う社会派ドラマの傑作|MOVIE
MOVIE|本年度映画賞を席巻! 本当の成功とはなにかを問う社会派ドラマの傑作
社会派ヒューマンドラマ『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』
すべてをかけた夢が崩れ落ちようとするとき、男が選ぶ最後の手段とは? “成功”の意味を問いかけるヒューマンドラマ『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』が、10月1日(木)より、TOHOシネマズ シャンテほかで全国ロードショーされる。
Text by KUROMIYA Yuzu
J・C・チャンダー監督を筆頭に、あたらしい才能が集結
ビジネスの現場で経営者が強いられる壮絶な危機を、圧倒的クオリティと息もつかせぬ緊迫感で描いた社会派ヒューマンドラマが誕生。「正しい道を行くこと」が信条の男に迫られる苦渋の選択。成功か破滅か、白か黒か、緊迫の駆け引きとリアルな葛藤が、観る者に「本当の成功とはなにか?」という疑問を突きつける。
監督は『オール・イズ・ロスト~最後の手紙~』のJ・C・チャンダー監督。主人公の夫婦を演じるのは、オスカー・アイザックとジェシカ・チャステイン。じつはジュリアード学院の同窓生であり、長年の親友だった両者。ジェシカ・チャステインの猛プッシュにより、オスカー・アイザックが主演を務めることになったという秘話も。
そのほかデヴィッド・オイェロウォなど、最旬の演技派たちが競演。40もの映画賞にノミネートされるという栄誉をわかち合った。
信じた夢を追う先に男が手にし、失ったものとは
1981年、ニューヨーク。犯罪と暴力が氾濫するこの年、生き馬の目を抜くオイル業界で、クリーンなビジネスを信条にオイルカンパニーを築きあげた移民のアベルとその妻アナ。事業拡大のための土地購入の頭金として、全財産を投入した直後、彼の成功を阻止しようとする何者かの手によって、積荷オイル強奪、脱税嫌疑など、つぎつぎとトラブルが襲いかかる。
悪い噂はたちまち広まり、銀行から融資を断られ、信頼していた妻とのあいだにも亀裂が。破産が迫るなか、孤立無援のアベルはトラブル解決のために奔走するが、期限はわずか30日しかなかった。
『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』
10月1日(木)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
脚本、監督、製作|J・C・チャンダー
出演|オスカー・アイザック、ジェシカ・チャステイン、デヴィッド・オイェロウォ
配給|ギャガ
2014/アメリカ/125分/PG-12/原題『A Most Violent Year』
http://american-dreamer.gaga.ne.jp/
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