被災した子どもたちの未来のために

東日本大震災から早くも2年が経とうとしている。「喉元過ぎれば…」とはよく言うが、「震災」や「復興」の文字が世間に飛び交っていたのが昔のことに感じられるほど、いまや日常を取り戻したかに見える。関心が薄れていくという現実もある。だが被災地から聞こえてくるのは、「震災のこと、まだ復興をつづける私たちがいることを忘れないでほしい」という叫びだ。

そんな声にこたえる形で、昨年チャリティ・プロジェクト“Run for Children Tohoku”を立ち上げたDJ松浦俊夫氏。個人のチャレンジをチャリティ活動に変える、オンライン寄付のプラットフォーム「Just Giving Japan」をつうじ、寄付を呼びかけてきた。2人の子どもを持つ松浦氏が選んだ寄付先は、東日本大震災で被災した子どもたちを支援する「ハタチ基金」。

震災時に「0歳だった赤ちゃんが、無事にハタチを迎えるその日まで」との想いを込めたハタチ基金。被災した子どもたちの未来のために、教育を中心とした独自の支援活動を継続的におこなっているNPO団体だ。

DJ松浦俊夫氏　Photo: Kenta Suzuki

大好きなランニングをつうじて、東北の子どもたちを応援しようという彼の想いに、マルチスポーツブランドの「アディダス」も賛同。昨年の3月11日には、アディダスの協力のもと、OPENERS読者35人を招いたチャリティ・ラン・イベント「Run for Children Tohoku in adidas RUNBASE」を開催した。当日はランニング施設「アディダス ランベース」に集合し、黙祷を捧げたあと、5キロと10キロコースに分かれて皇居をラン。参加費として寄付を募り、集まったお金はすべて「ハタチ基金」に寄付された。

昨年のチャリティ・ランニングの様子　Photo: Kenta Suzuki

そして3月10日（日）、再びチャリティ・ラン・イベントをおこなう。すこしでも支援の輪を広げようと、参加枠を40人に増やしての開催だ。イベントを前に松浦氏はこう意気込みを語る。「みなさんと被災地を想いながら一緒にランしようとおもっています。ランニングを楽しみながら被災地の子どもたちを支援するこの企画、みなさんのご応募をお待ちしています」

すこしでも被災地の人たちの力になれば──そんな想いがいつものランニングを特別なものにしてくれるはず。松浦氏とアディダス、そしてハタチ基金がつないだタスキを胸に、ともに走っていただきたい。

「皇居でチャリティ・ランニング」応募要項

Run for Children Tohoku in adidas RUNBASE 2013

日程｜3月10日（日）

時間｜受付開始 13:30～／終了予定 16:00

定員｜40名

参加費｜2000円～

※全額「ハタチ基金」へ寄付されます。

※当日の施設使用料は無料です。

※参加者全員に特製Tシャツを配布。

コース｜皇居1周5キロコース／2周10キロコース

会場｜adidas RUNBASE

東京都千代田区平河町2丁目16-1　平河町森タワー1F
http://adidas.jp/runbase/

エントリー受付期間｜2月15日（金）～3月5日（火）正午

※3月5日（火）に出欠の最終確認をさせていただきますので、必ずメールをご確認ください。

※出席のご返信をいただいた方にはメールにて招待状をご送付いたします。当日ご持参ください。

※定員を超える応募があった場合は抽選となりますので、あらかじめご了承ください。

※当日はカメラマンによる撮影を予定しております。イベントの模様はOPENERSに掲載させていただきますので、あらかじめご了承ください。

応募は終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。