EAT|「アルチザン パレ ド オール」が清里高原にオープン
EAT|ショコラティエとして日本初、本格的なビーントゥバー工房誕生
「アルチザン パレ ド オール」が清里高原にオープン
「ショコラティエ パレド オール」のオーナーシェフ 三枝俊介氏が、世界中から選び抜いたカカオ豆をベストな状態に焙煎して、ショコラに仕上げるまでの全行程を手がける「アルチザン パレド オール」を11月13日(木)、山梨県・清里高原にオープンする。
Text by KUROMIYA Yuzu
チョコレートのプロがつくる本格的なショコラ
フランス・リヨンの巨匠、故モーリス・ベルナシオン氏の薫陶(くんとう)を受け、現在はショコラ専門店「ショコラティエ パレド オール」のオーナーシェフを務める三枝俊介氏。
ショコラに熱い情熱を捧げる彼がこのたび、38年におよぶキャリアと年間10トンものショコラを扱いつづけて来た経験を活かし、ショコラ作りをカカオ豆の加工から手がけるビーントゥバー工房「アルチザン パレド オール」を本格的にスタートさせる。
ショコラティエがカカオ豆の段階からのショコラ作りを年産10トン近い規模でおこなうビーントゥバー工房は、世界的にも珍しく、日本では初の試みだという。
カカオのアトリエでは、世界中から届いたカカオ豆をシェフ三枝氏自ら厳選。適切な焙煎、配合、摩砕など、ショコラに仕上がるまでのすべての工程がここでおこなわれる。
ブティックでは、アルチザン パレド オールのアトリエで作られたショコラだけを使ったタブレットやボンボンショコラ、ここでしか購入できないショコラを使ったアイテムなどを用意。テラスからは工房のなかを見学することも可能だ。
またアトリエの隣には、作り立てのショコラを楽しめるテラスカフェを併設。清里の美しい空気のなか、鳥の声や風の音を聞きながらタブレットショコラやショコラショーのカカオ別テイスティングなどが楽しめる。
三枝氏はこのオープンに際し、次のように熱い意気込みを語っている。
「ショコラティエ パレ ド オールが開業10周年を迎える今年、ショコラ作りの原点を追求することにしました。これは残りの人生をショコラに賭けたい、というわたしの決意によるものです。ビーントゥバーという言葉がよく聞かれるようになりましたが、世界的にも自らカカオ豆からショコラに仕上げるまでを手がけるシェフは数える程しかいません。“チョコレートのプロによるショコラ作り”がおこなわれていない現状を感じ、このプロジェクトをスタート致しました。清里にオープンする工房では、ショコラティエ、パティシェとしての38年の経験を活かし、カカオ豆と丁寧に向きあい、本格的であるだけでなく、多くの人に長く愛されるショコラを目指します」
なお、「アルチザン パレ ド オール」をスタートするにあたり、三枝俊介氏が手がける既存の4ブランドのうち「パレ ド オール」以外は閉店またはアルチザン パレ ド オールに改装される。
アルチザン パレド オール
営業時間|10:00~19:00
定休日|火曜・水曜、冬季不定休
山梨県北杜市高根町清里朝日ヶ丘 3545-931
Tel. 0551-48-5381
http://www.ovaleliaison.com/