EAT|カカオ豆の個性を最大限に引き立たせたチョコレート
EAT|カカオ豆の個性を最大限に引き立たせたチョコレート
美味しくアートのように繊細な「ディック・テイラー クラフトチョコレート」
カリフォルニア州北部アーケータに拠点をもつ、ビーントゥーバーチョコレートブランド「ディック・テイラー クラフトチョコレート」。原料にカカオとケーンシュガーのみを使用した「シングルオリジンバー」が人気だ。
Text by KUROMIYA Yuzu
ワインやコーヒーのように産地の特性を活かした味わい
元家具職人のアダム・ディックとダスティン・テイラーによって2010年に設立された「ディック・テイラー クラフトチョコレート」。原料にはカカオとケーンシュガーのみを使用。ミルク、バニラ、余分なカカオバター、乳化剤などを一切使用せず、カカオ豆の個性を最大限に引き出した、おいしく美しいチョコレートが作ることをポリシーとしている。
生豆の選定から徹底的にこだわり、バーにするまで約1カ月以上をかけて作られる彼らのビーントゥーバーは、豆本来のもつ香りや酸味を楽しめる味わい深さが特徴。カカオ豆の焙煎は、年代物のコーヒー焙煎機「Royal#5」をリストア、カスタマイズしたものを使用。原料の豆に合わせてプロファイルを調整することで、豆のもつ個性を最大限引き出すことが可能に。
パッケージはおなじく年代もののレタープレスの印刷機をリストアして、印刷からラッピングまで、すべて自分たちの手でおこなっている。繊細でアートのようなバーデザインも美しく、今では全米のスペシャルティフードストアやファッションブティックなどで人気のチョコレートとなった。
フレーバーは、それぞれ単一のカカオ豆から作られる「シングルオリジンシリーズ」が全4種。ワインやコーヒーのように産地ごとに異なる味わいが楽しめるのが魅力だ。また、「シングルオリジンチョコレート」にココナッツやドライフルーツ、メイプルシロップ、シーソルトを加えたタイプのバー「インクルージョンシリーズ」の3種も取り揃える。
ちなみに、パッケージイラストに木造船を用いているのは、時間と忍耐が必要な木造船のプロセスにチョコレートづくりとの共通点を見出したからだとか。手間と時間をかけてじっくり生み出されるチョコレートをぜひ味わってみて。
シングルオリジンシリーズ
フレーバー|全4種
価格|1枚 1800円
インクルージョンシリーズ
フレーバー|全3種
価格|1枚 1800円
※ともに10月末発売予定
問い合わせ
クロンティップイノベーション
03-5988-7225
http://www.krongthip.co.jp