EAT|「日本料理 龍吟」×シャンパーニュ・サロンを味わう、JALファーストクラスの旅
JALのファーストクラスでしか味わえない究極の空の旅
「日本料理 龍吟」山本征治シェフが
洋食で表現する“豊かな日本の冬”
2008年からJALの成田発欧米路線のファーストクラスで提供されている「日本料理 龍吟」山本征治シェフ監修の洋食。今回、あらたに12月から2012年2月に提供される冬のメニューが発表された。空のうえでしか味わうことのできない山本シェフの洋食。「日本の冬の豊かさ」を表現したそのメニューとは──。
文=谷中朋未
ファーストクラスを“8席のレストラン”“空の上のシャンパーニュ サロン”に
4年連続でミシュランガイド東京の二ツ星を獲得し、「世界のベスト・レストラン50」に日本料理として唯一選出されている「日本料理 龍吟」。和食のスペシャリストとして活躍する山本シェフが日本料理の技術を基につくりあげたJALの成田発ロサンゼルス、シカゴ、ニューヨーク、パリ、フランクフルト、ロンドン線で提供されるファーストクラス機内食のあらたなメニューが発表された。
舞茸やごぼう、柚子、カブ、数の子など、日本全国の旬の食材を使った洋食のフルコースは一例を挙げてみると、3種類から選べるアペタイザーでは「サワークリームとトマトフォンデュを絡めて 黄柚子とエストラゴンの香りで」、おなじく3種類から選べるメインでは「龍吟仕立てのジビエ 柔らかな蝦夷鹿 米藁のスモークロースト しょうがのマディラのソースと共に」など、洋食でありながら日本人がもつ冬の情景を思い起こさせるメニューとなっている。
山本シェフも「JALから仕事を依頼されたとき、日本料理には使えずにアイデアだけで終わっていた可能性をカタチにできるいい機会じゃないかと思いました。わたしは日本料理の料理人なので、洋食の修業はしたことがなく、良い意味で固定概念に縛られてはおりません。しかし、それが“機内食の進化”につながると解釈しています。日本料理の原点である四季折々の旬のものを味わうことを洋食にも当てはめ、8席あるファーストクラスの空間を“8席のレストラン”にしていきたいのです」とコメントを寄せている。
さらに、JALファーストクラスでは、航空会社で唯一“幻のシャンパーニュ”と呼ばれるフランス・サロン社のシャンパンを提供している。
1911年に設立されたサロン社は、原料となるブドウが不作だった年には生産を見合わせ、当たり年のみただ1種類のシャンパンをつくるこだわりで知られている。そのため、この100年で製造されたのはわずか37ビンテージのみ。しかも、飲み頃にいたるまでに10年以上の熟成を要するため、年間の生産量は5-6万本に限定されている希少なシャンパーニュだ。
現在は、成田とロンドン、パリ、ニューヨーク間のファーストクラスにおいて女性的で柔らかな口当たりの1997年ヴィンテージと、しっかりとした骨格のある筋肉質な男性のような1999年ヴィンテージを味わうことができるという。
空の上でしか味わえない“究極の機内食”と贅たくなシャンパーニュ サロン。JALのファーストクラスには最上級かつ唯一無二のおもてなしの世界が広がっている。
食前の小さなお皿 取り合わせ
冷たい椎茸のポタージュ 帆立貝とホワイトセロリを添えて 揚葱の香りで
鰹節のサブレ ブイヨンに漬けた数の子のマヨネーズ和え
“龍吟スぺシャリテ”トリュフおからのコロッケ仕立て
アペタイザー
“四季のタルト仕立て”
ズワイ蟹の蟹味噌和え スモークしたジャガイモとカリフラワーのクリーム
メインディッシュ(以下の3つからひとつ)
和牛フィレステーキ トリュフの香り ペリグーソースと共に
“龍吟仕立てのジビエ”柔らかな蝦夷鹿 米藁のスモークロースト
メカジキの味噌柚庵仕立て 舞茸とともにふわふわに削ったナッツとパルメジャーノ・レジャーノを散りばめて
パン
焼き芋のパン、ピスタチオのパン、生姜のパン、米粉で仕立てたパン
デザート
焼きたて温かなジンジャーオレンジのタルト オレンジマーマレードと共に
ココナッツとヨーグルトのアイスクリームを添えて
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