HIGASHIYA|10周年記念コラボレーション「ひと口果子」発売
LOUNGE / EAT
2014年11月26日

HIGASHIYA|10周年記念コラボレーション「ひと口果子」発売

HIGASHIYA|ひがしや

HIGASHIYA10周年記念コラボレーション「ひと口果子」

ミヤケマイ「1語1会(イチゴイチエ)」6月18日発売

 

今年10周年を迎えた和菓子店「HIGASHIYA」が、10周年を記念して、同店の代表的なお菓子である「ひと口果子」を題材に、和菓子のさらなる可能性を追求すべく、多彩なクリエイターとのコラボレーションによる限定仕様の「ひと口果子」を創作。第一弾は、美術家のミヤケマイさんによる「1語1会(イチゴイチエ)」が6月18日(火)に発売され、第二弾は、ミナ ペルホネンを手がけるファッションデザイナー 皆川 明さんによるひと口果子が9月3日(火)に発売予定となっている。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

毎日食べられる和菓子、「日菓子=HIGASHI」から生まれた店

和菓子店「HIGASHIYA」は、中目黒の日本食ダイニング「HIGASHI-YAMA Tokyo」のオーナーである緒方慎一郎氏が、2003年に目黒区青葉台に第一号店を開店(現在は閉店)。昔ながらの和菓子店とはまったく異なるコンセプトから生まれた小さな和菓子の一つひとつや、茶房やバーなどの空間作りに、店主、緒方慎一郎氏の美意識が凝縮されている。

ポーラ銀座ビル2階の「HIGASHIYA GINZA(ヒガシヤギンザ)」は、青葉台にあった茶房「HIGASHIYA」をさらに進化させた“日本のティーサロン”で、独自の和の空間が展開され、午後2時からのアフタヌーンティーはファンも多い。

HIGASHIYA|10周年 02

HIGASHIYA|10周年 03

コラボ第一弾はミヤケマイさんによる「1語1会(イチゴイチエ)」

一見現代的な菓子ながら、果実や木の実など古代の菓子に想いを馳せてつくられたHIGASHIYAの「ひと口果子」。10周年記念コラボレーション第一弾、ミヤケマイさんによる「1語1会(イチゴイチエ)」は、白餡(あん)をベースに、新緑の季節にあわせてうぐいす餡とグリーンピースを1粒包みこんだもの。箱にならんだ6粒には、「お疲れ様」「蟻×10」「どうも」「美味?」など、美術家のミヤケさんらしいユーモラスでありながら飾らないストレートなことばが記されている。

発売に先立っておこなわれたトークショーで、コラボレーション第一弾のひと口果子「1語1会」についてミヤケマイさんは、「私たち日本人は、陰と陽、あるいは白と黒、光と影など東洋思想に影響を受けてモノを見てきていると思いますが、今回のひと口果子のお話をいただいたときも、白と黒をコンセプトにしました。また発売が6月の梅雨時期にあたるので、恵みの雨をテーマにパッケージを作りたいと思い、季節に相応しい水たまりをつくりました」と語った。

また、ミヤケマイさんは、6月30日(日)まで、ポーラ銀座ビル3階「POLA MUSEUM ANNEX」にて、展覧会を開催中で、彼女が“色であって色でない色”と捉える「白」の共通点を観て、食べられるまたとない機会となっている。

HIGASHIYA10周年記念コラボレーション「ひと口果子」は、第二弾となるファッションデザイナー 皆川 明さんによるひと口果子が9月3日(火)に発売され、さらに第三弾、第四弾が創作される予定だ。

HIGASHIYA GINZA(ヒガシヤギンザ)

東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル2F

Tel. 03-3538-3230

営業時間|(売店)11:00~19:00

(茶房)11:00~22:00(21:00 ラストオーダー)

日祝日 11:00~19:00(18:00 ラストオーダー)

毎週月曜定休(祝日の場合は営業・翌火曜日休)

HIGASHIYA

http://www.higashiya.com/

ミヤケマイ|MIYAKE Mai

横浜生まれ。2001年より作家活動を開始。日本独自の感覚に立脚しながら、展示される空間を生かし、繊細かつ大胆に作品を展開している。Bunkamura Gallery、壷中居、村越画廊などの画廊や、水戸芸術館、世田谷美術館、森美術館などの美術館、国内外のアートフェアでの展示やワークショップのみならず、エルメスなどの企業とのコラボレーション、本の装丁など、活動は多岐にわたる。

http://www.maimiyake.com

           
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