EAT|世界が注目するペルー料理レストラン「bepocah(ベポカ)」が神宮前にオープン
EAT|世界が注目する次世代のガストロノミー
ペルー料理レストラン「bepocah」が神宮前にオープン
カリフォルニア、ニューヨーク、ロンドン、バルセロナと、つぎつぎにハイエンドなペルー料理レストランがオープンして話題になっているが、東京・神宮前にペルー料理レストラン「bepocah(ベポカ)」がオープンした。フランス料理やイタリア料理を知り尽くした美食家たちが、つぎに注目する料理として話題のペルー料理。その流れがいよいよ日本に到達したようだ。
Text by OPENERS
多くの移民が持ち込んだ食文化が融合し、多彩な料理へと発展するペルー料理
2011年の「世界料理サミット」の会場として、世界各国のシェフを迎えたペルーの首都リマ。「エル・ブジ」のフェラン・アドリア氏をはじめ、「ノマ」のルネ・レッゼピ氏など世界の有名シェフが注目し絶賛したペルー料理だが、ペルー料理レストラン「ベポカ」は、現地で活躍したシェフを招いて、本場のペルー料理をサービスする。
新鮮な魚介類が手に入る海沿いの街で生まれた名物料理、魚介類のマリネ「セビチェ」や、刺身のように魚をスライスしてソースをかけた「ティラディート」。アンデスの種類豊富なジャガイモを使用し、ケーキのように盛り付けた「カウサ」、中国系移民のもたらした炒め技術を取り入れた「ロモ・サルタード(牛ヒレ肉のソテー)」、スペイン人移民がもたらしたクリオージォ料理など、バリエーション豊かであることも大きな特徴だ。
また、ペルーのお酒「ピスコ」はぶどう果汁が原料の蒸留酒で、豊かな香りを放ち42~44度と強いアルコールだが、ベポカでは10種あまりのカクテルを用意。現地でも人気のピスコ・サワー、チルカノをはじめ、ペルー原産のフルーツを使用したものなど、一度味わってみないとわからないカクテルも多数楽しめる。
鮮やかな色彩の外壁は、植民地時代のリマの建築をイメージし、遥かリマより運んだ外灯が美しく灯るベポカ。一歩足を踏み入れると、リマの教会や邸宅に使用される伝統的な図柄のタイルを配した異国情緒に満ちたエントランスが広がる。
1階には、ペルーを代表する蒸留酒「ピスコ」が揃ったバーカウンターと円型ソファ席が、2階には、大テーブルやソファ席など、さまざまなシチュエーションに対応。大人の男女がゆったりと時を忘れることのできるインテリアのなか、太平洋に面した街リマで愛されているペルー料理の魅力を堪能できる。
深夜まで営業しているので、仕事帰りに立ち寄ってお気に入りのペルー料理とカクテルを見つけたい。