究極のスコッチ。ジョニーウォーカー ブルーラベル  by トム・ディクソン|JOHNNIE WALKER
LOUNGE / EAT
2017年11月29日

究極のスコッチ。ジョニーウォーカー ブルーラベル by トム・ディクソン|JOHNNIE WALKER

JOHNNIE WALKER|ジョニーウォーカー

トゥワイスアップもいいけれど……
今宵は、パーフェクトサーブで

“最高のウイスキーを創造する”という信念のもと、熟成年数ばかりがウイスキーの価値と言われた時代に、敢えて熟成年数の異なるウイスキーを惜しげもなくブレンド。さらには、ラグジュアリーウイスキーというジャンルを生み出し、既成概念を覆した「ジョニーウォーカー」。その最上位ブランド「ブルーラベル」に、世界的クリエイター、トム・ディクソンがスマートなパッケージを創造した。ブルーラベルらしい高貴で爽やかな香り、そしてこの美しいビジュアルを楽しむために、今宵はひとつ、新しい飲み方を提案させていただこう。

Text by TSUCHIDA Takashi(OPENERS)

用意するのは、キンキンに冷やしたアイスウォーター

種明かしをすれば、なんのことはない。ごく普通の氷水である。

しかし、この氷水を、チェイサーとしてではなく、前もって飲むのが新しい。

はじめは、ブルーラベルをノージング。ストレートグラスの中に鼻を入れ、芳香で上品な甘さを秘めた最上位ラベルの美しさを感じ取りたい。

レーズン、フルーツ、蜂蜜、チョコレート……こうした香りの片鱗をイメージできれば最高だ。

その甘い印象とともに、氷水を飲む。ただし、口に含んですぐには飲みこまない。

アン、ドゥ、トロワ、カトル、サンク、シス、セット、ユイット、ヌフ、ディス。

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ゆっくり数えて10カウント。

フランス語でなくても構わないが、はやる気持ちを抑えるために、ちょっぴり難易度を上げてみよう。はい。もう、その水はそのまま飲んで構わない。

これがパーフェクトサーブである。

んんん?  と、アタマの中にはてなマークが灯るのも無理はない。この飲み方、かなり上級編だ。

しかしステップを踏むのには大切な意味がある。

すかさず、ブルーラベルをひと口。舌の上で転がすように含む。先に言及しなかったが、もちろん、ストレートである。

ウイスキーは、長い間、熟成されてきたものだ。そこに数滴、加

水することで、アルコール分が揮発。ブルーラベルの上品な香りが口内に広がっていく。例えるなら、真夏日の突然のスコールである。土の香り、雨の香りがプワァーっと広がりを見せる、あの感覚だ。

もちろんブルーラベルに直接加水する方法もある。トゥワイスアップは、ウイスキーと同量、水を加水して、広がる香りを楽しむ飲み方だ。しかし、水を先に飲むことで、香りを広げるための必要十分な水分は、口内に残っている。

そして重要な理由がもう1点。氷水を一定時間、口に含むことで、味覚を敢えて鈍らせているのだ。ブルーラベルは、自分の体温により少しずつ温められ、味覚が徐々に戻っていく過程で、さまざまなテイストを放ち始める。最初に甘さが広がり、徐々にウイスキーらしさへと姿を変える。隠れていた香りや味わいが順々に現れ、複雑で混沌とした味わいを分解できるのだ。

ジョニーウォーカーはブレンデッドウイスキーの代表格である。スコット

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ジョニーウォーカー ブランドアンバサダーの金子さん。パーフェクトサーブの奥深さを提唱する第一人者。

ランドのさまざまな蒸溜所のシングルモルトを使用して、味わいに複雑さを添えている。その最上位ブランドであるブルーラベルともなると、1万樽に1樽というほどの最高位に熟成された原酒のみを使用しているのだ。その類まれなるシンフォニーを、ゆっくり、じっくり紐解くには、こうした技が生きてくる。

ウイスキーは、複雑な味であればあるほど、紐解くのが難しい。ならば、あえて味覚を鈍らせて、伝わり方をプリミティブにすればいい。嘘だと思うなら、ストレートとパーフェクトサーブを交互に試してみるといい。ほら、こんなにも味わいが違うものなのか!と、その奥深さに感嘆するに違いない。

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ジョニーウォーカー ブルーラベル by トム・ディクソン

分類|ブレンデッドスコッチウイスキー
容量/度数|750ml/40度
希望小売価格:2万3000円(税別)
発売時期|2017年11月下旬
販売チャネル|そごう・西武各店にて限定数量販売

問い合わせ先

MHD モエ ヘネシー ディアジオ

Tel.03-5217-9735

https://www.mhdkk.com

           
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