ネオノスタルジーな食体験「上野洋食 遠山」|EAT
LOUNGE / EAT
2017年10月11日

ネオノスタルジーな食体験「上野洋食 遠山」|EAT

EAT|洋食の聖地“上野”

洋食にフレンチの解釈を加えた唯一無二のメニューを用意

洋食の聖地“上野”に、フレンチの解釈を加えた洋食レストラン「上野洋食 遠山」が2017年9月にオープンした。ひとつひとつの食材を活かすことにこだわりぬいた調理で、“ネオノスタルジー”な食体験を提案する。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

コンセプトは「bistro 洋食」

フレンチで研鑽(けんさん)を積み、京都の洋食の名店で培った技。洋食の聖地であり、芸術とカルチャーが行き交う場所“上野”を舞台にネオノスタルジーな食体験を提案するのが「上野洋食 遠山」だ。

コンセプトは「bistro 洋食」。日本が独自に進化させてきた“洋食”にフレンチのエッセンスをプラスし、新感覚のジャパニーズ・フードと謳う温故知新なメニューが揃う。

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味づくりの秘訣はそれぞれの食材にふさわしい切り方、繊細な火入れにこだわりぬくこと。食材ひとつひとつの可能性を活かしきるのだ。研ぎ澄まされた五感と経験に裏付けされた技、ライブ感とインスピレーションによって作られた料理がテーブルを彩る。

注目したいのは熊本出身のシェフ、遠山忠芳氏が愛情と手間をおしまずに仕上げた特選デミグラスソースだ。秘伝の出汁をベースに、約1週間かけて仕上げられる。濃厚でまろやか、口の中で幾重にも旨みがはじける、懐かしく飽きのこない味を実現している。

このデミグラスソースが、素材に合わせてさまざまなメニューに登場する。

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「特選デミグラスハンバーグ」は、熊本の天草ポークをと国産牛肉を使い、タルタルステーキのようなどっしりとした肉の凝縮感が楽しめる。素材の温度に配慮しながら合わせた俵型が特徴で、フライパンで外は香ばしく、中はオーブンでじっくりと焼き上げる。閉じ込められた肉汁が口の中で一気にあふれ出す。

そしてフレンチの技法を取り入れた「ガンジーカレー」。長い年月の中で喃語も再構築してたどり着いた欧風カレーだ。数種の野菜を原型がなくなるまで炒め、シェフオリジナル配合のスパイスで仕上げたルーを加える。

ほのかな甘みと深い旨み、後からじわじわ広がるスパイスの芳香と辛味が特徴だ。ゴロっとしたビーフに口当たりなめらかなルーが絡み合い、サフランライスとのハーモニーを奏でる。また食べたくなる秀逸な味わいをもつ。

洋食の新時代を感じさせる「上野洋食 遠山」。ぜひ味わってみてほしい。

上野洋食 遠山
営業時間|【ランチ】11:00~15:00(L.O.14:30) 【カフェタイム】15:00~17:00 【ディナー】17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日|無
席数|47席(テーブル37席、テラス10席)
場所|東京都台東区上野公園1-54 上野の森さくらテラス2F

問い合わせ先

上野洋食 遠山

Tel.03-5826-4755

http://ueno-tooyama.jp/

           
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