『ピエール=エリィ ド ピブラック展 In Situ』シャネル・ネクサス・ホールで開催|CHANEL

©Pierre-Elie de Pibrac/Agence Vu’

LOUNGE / ART
2020年1月17日

『ピエール=エリィ ド ピブラック展 In Situ』シャネル・ネクサス・ホールで開催|CHANEL

ART|パリを拠点に活動する気鋭の写真家による展覧会

パリ・オペラ座バレエ団と生活をともにし、その神話的な美しさを撮影した『ピエール=エリィ ド ピブラック展 In Situ』が開催

パリを拠点に活躍する写真家・ピエール=エリィ ド ピブラックの日本初個展が、銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて、2020年3月11日(水)~4月5日(日)まで開催される。本展覧会では、ピブラックが2013年から2シーズンかけてパリ・オペラ座バレエ団と生活をともにし、神話的とも言える世界観を映し出した三部作“In Situ”が展示される。

Text by OZAKI Sayaka

パリ・オペラ座のバレエダンサーの神話的ルポルタージュ・フォト

バレエダンサーにとって世界最高の舞台であるパリ・オペラ座。その神話的とすら言える美しさを余すところなく写真に捉えたのが、パリを拠点に活躍する写真家・ピエール=エリィ ド ピブラックの“In Situ”三部作だ。パリ・オペラ座バレエ団の公演会場であるガルニエ宮とオペラ・バスティーユの舞台裏に身を置き、バレエダンサーたちの生活に入り込んで制作されたピブラックの作品は、オペラ座やダンサーにも引けをとらない独特の美しさを放つ。この三部作から選りすぐった作品が、日本で初めて銀座のシャネル・ネクサス・ホールで展示される。
ピエール=エリィ ド ピブラックは、祖父のポール デ コードンが写真家だったため、昔から写真との結び付きを強く持っていた。また2007年から2010年にかけて本格的に撮影に取り組んだ経験から、写真というメディアとの絆をより強固にした。ピブラックは常にテーマを追求し、ルポルタージュであれ、抽象画的作品であれ、もしくは演出をほどこす表現であっても慎重に機材を吟味しながら、ひとつの主題に数カ月間専心して作品をつくりあげていく。“In Situ”においても、2013年から2014年、2014年から2015年にかけての2シーズンにおける、パリ・オペラ座バレエ団への熱中ぶりがうかがえる。
三部作のひとつ“Confidences”は、バックステージやリハーサル中に撮影した写真で構成されており、無音のカメラと特殊レンズを用いることでダンサーたちに近づき、生々しくストレートな情感溢れるイメージを撮影した。薄暗い照明の中で撮影された“Catharsis”では、ダンサーたちが放つエネルギッシュな動きが抽象的かつ絵画的に表現され、壮観なガルニエ宮にダンサーたちが配置された“Analogia”は奥行きのある壮大な絵画を想起させる構図が印象的だ。ともにカラーのシリーズだが、それぞれ異なる観点とフォーマットで制作されているため、両者の違いにも注目したい。
出展作品では、アンジュラン・プレルジョカージュ振り付けの『ル・パルク』や、ピナ・バウシュの『オルフェオとエウリディーチェ』、勅使河原三郎の『闇は黒い馬を隠す』、モーリス・ベジャールの『ボレロ』などの名作を、パリ・オペラ座ダンサーたちによるパフォーマンスシーンとして鑑賞できるのも見どころ。“In Situ”シリーズは、ピブラックの被写体に対する洞察と親密性を示すものであり、神話的華麗さに彩られたパリ・オペラ座バレエ団をとりまく環境を総合的に探ろうとする、彼の独創性の証でもある。

©Pierre-Elie de Pibrac/Agence Vu’

©Pierre-Elie de Pibrac/Agence Vu’

©Pierre-Elie de Pibrac/Agence Vu’

©Pierre-Elie de Pibrac/Agence Vu’
ピエール=エリィ ド ピブラック展 In Situ
会期|2020年3月11日(水)~4月5日(日)
会場|シャネル・ネクサス・ホール
住所|東京都中央区銀座3-5-3シャネル銀座ビルディング4F
時間|12:00~19:30
主催|シャネル合同会社
問い合わせ先

シャネル・ネクサス・ホール
Tel.03-3779-4001
https://chanelnexushall.jp/program/2020/operadeparis/

                      
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