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ART
2015年4月17日
ART FILE 05|「The art of Cartier」|連載「世界のアート展から」
Art File 05|スペイン・マドリード|「ティッセン・ボルネッミサ美術館」
「宝石商の王」が生んだ伝説のジュエリー、カルティエ
「The art of Cartier」
マドリードのティッセン・ボルネッミサ美術館では、2012年10月24日から2013年2月17日まで、420点のカルティエの作品を一挙に展示。 歴史価値がありながら、世界で最も高級なジュエリーコレクションを鑑賞できる貴重な機会だ。
Text by Winsome Li (OPENERS)
贅沢を極めた宝石
数々のセレブティから王室貴族にまで愛されるカルティエのジュエリー。そのコレクションがスペインのマドリードで展示されている。
20世紀前半に誕生した数々の作品を並べ、その時代に代表されたガーランド・スタイルからアール・デコのジュエリー、そして、さまざまな異文化からインパイアされたものまで、幅広く展示している。また、エリザベス・テイラー、モナコ王妃のグレース・ケリーなどの有名人が着用した私物も作品として展示され、時代を映し出す鏡のような意味も見出せる。高級な宝石コレクションを観賞しながら、過去から現在までのジュエリー デザインの進化過程も実感できるはずだ。
カルティエのクリエイティブ チームにより最高級のジュエリーを創造し、今回の展示会は彼らのクリエイティビティーと優越な技術を賞賛する回にもなるだろう。