日本橋三越本店で「日本伝統工芸展」が開催|MITSUKOSHI
MITSUKOSHI|陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門が集う
63回目を迎えた国内最大規模の公募展
2016年9月21日~10月3日まで、日本橋三越本店で「日本伝統工芸展」が開催される。重要無形文化財保持者(人間国宝)の最新作や、厳選な審査を経て入選した一般公募作品などを展示する。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
一般公募入選作544点を一堂に展示
「日本伝統工芸展」は、今年で63回目を迎える国内最大規模の公募展だ。日本の優れた伝統工芸の保存と後継者の育成を目的に、公益社団法人である日本工芸会が毎年開催している。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門に分かれ、それぞれ日本の美を宿した作品が集結する。
この展示のハイライトは、重要無形文化財保持者(人間国宝)の最新作に合わせて、一般公募作品も展示されることだ。今回は1,551点の中から厳正な鑑査、審査を経て選ばれた入選作544点を、本館と新館のギャラリーで一堂に展覧する。
また、備前焼の重要無形文化財保持者、伊勢崎淳氏による「特別展示 ―わざを伝える― 文化財保存事業報告」も合わせて展示する。
それぞれの部門のスペシャリストたちによる作品解説も行われ、日本の伝統工芸への理解と知見を深めることができるイベントだ。
作品解説 各日12:30~
・9月21日(水)【陶芸】前田正博氏
・9月23日(金)【染織】今井陽子氏
・9月26日(月)【漆芸】小森邦衞氏 (重要無形文化財保持者)
・9月27日(火) 【金工】 浅井盛征氏
・9月28日(水) 【木竹工】 村山 明氏 (重要無形文化財保持者)
・9月29日(木) 【人形】 内田篤呉氏
・9月30日(金) 【諸工芸】 白幡 明氏
※9月24日(土)、25日(日)は12:30から会場内にて本年度受賞者作品解説を予定。
第63回 日本伝統工芸展
会期|2016年9月21日(水)~10月3日(月)
入場料|無料
会場|日本橋三越本店本館・新館7Fギャラリー
東京都中央区日本橋室町1-4-1
日本橋三越本店
Tel. 03-3241-3311