シャネルの展覧会CULTURE CHANEL「The woman who reads 読む女」開催|CHANEL
LOUNGE / ART
2016年6月14日

シャネルの展覧会CULTURE CHANEL「The woman who reads 読む女」開催|CHANEL

CHANEL|シャネル

展覧会CULTURE CHANEL「The woman who reads 読む女」開催

CHANEL(シャネル)の展覧会CULTURE CHANEL「The woman who reads 読む女」が、9月17日(土)からヴェネチア市内のカ ペーザロ国際現代美術館において開催される。本展覧会のテーマは、彼女と書物との関係、そして読むことについて。ガブリエル シャネル(Gabrielle Chanel)のクリエイティブな着想の源が、初めて明かされる。

Text by OPENERS

ガブリエル シャネルは、どうやって人生を伝説に変えたのか

シャネルの展覧会、CULTURE CHANEL「The woman who reads 読む女」が9月17日(土)から翌年2017年1月8日(日)まで、ヴェネチア市内のカ ペーザロ国際現代美術館において開催される。

CULTURE CHANELは、2007年モスクワのプーシキン美術館からはじまり、2011年に上海当代芸術館と北京の中国博物館、2013年に広州オペラハウスとパリのパレ ド トーキョー、2014年に韓国の東大門デザインプラザを経て、7回目となる今回はヴェネチアで開催される。このプロジェクトは、フランスのキュレーター、ジャン=ルイ フロマン(Jean-Louis Froment)により立案され、毎回異なるテーマで、シャネルというブランドの歴史と伝説のデザイナー、ガブリエル シャネルの人生を辿るものだ。

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彼女の生涯において、様々な芸術家との交友関係は非常に重要であり、彼らとの交流が、彼女の考えや作品を形成していったためだ。彼女が生きた当時の文化を礎に20世紀を見渡しながら、「今」という時代を組み立て表現していくのである。

CULTURE CHANEL「The woman who reads 読む女」では、全く新しい視点でガブリエル シャネルのクリエイティブな世界を表現していく。テーマは、「彼女と書物との関係、そして読むこと」について。ギリシャ文学から現代詩人に至るまで、ガブリエル シャネルの豊かな蔵書を紐解くことで、彼女の人生に重要な印象を残した作品から彼女そのものに至るまでを余すところなく見せてくれる。

カンボン通り31番地のガブリエル シャネルのアパルトマンには、コロマンデル屏風に囲まれて本棚がびっしりと並んでいた。彼女の傍らには書物という心地よい存在があり、彼女の創作にインスピレーションを与えてきた。オバジーヌの孤児院での孤独な少女期から晩年まで、ガブリエル シャネルは様々な書物とその作者たちによって導かれ、空想力を育み、見えないものに対して神秘的な探究を続けてきた。そして、時を超えても尚多くのセレブに愛される、独自の世界観がもたらされたのである。

ガブリエル シャネルの書物との対話は古典から現代まで多岐にわたっており、ホメロス、プラトン、ウェルギリウス、ソポクレス、ルクレティウス、ダンテ、モンテーニュ、セルバンテス、セヴィニエ公爵夫人、ステファヌ マラルメをなど数多くの作家を愛した。また、ピエール ルヴェルディ、マックス ジャコブ、ジャン コクトーなど親交のあった作家たちを称賛し、共鳴した。多様な芸術との出会いによって、ファッションについて、また、一過性ではなく時を超えたモダニティについて彼女だけの表現を見つけた。

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ヴェネチアの展覧会では、これらの着想の源が初めて明かされる。数々の献辞、歴史的文書、写真、図版がファッション アイテムとともに展示され、ガブリエル シャネルの美意識、古典主義とバロック趣味、ロシアやヴェネチアの輝きへの愛着を、ライブラリーのように紐解いていく。

また、パリのアパルトマンにある美術品をはじめ、ジュエリーや香水も初めて展示されるのも見どころの1つだろう。350点余りの展示物が、「読む女」という視点でガブリエル シャネルの人物像を浮かび上がらせ、彼女がどのように人生を伝説に変えたのかを解き明かしてくれる。

CULTURE CHANEL「The woman who reads 読む女」
会期|2016年9月17日(土)~2017年1月8日(日)
会場|ヴェネチア、カ ペーザロ国際現代美術館
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