LOUIS VUITTON|アートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン 東京」誕生
ルイ・ヴィトン|LOUIS VUITTON
ガラス張りの異空間
アートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン 東京」が誕生
アートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン 東京」が、ルイ・ヴィトン表参道ビル7階に2011年1月15日、オープンする。第1弾は、フランス人アーティストのグザビエ・ヴェイヤンの立体作品が展示される。
文=谷中朋未
パリ本店につづく2ヵ所めのアートスペース
村上隆やスティーブン・スプラウスら国際的に有名なアーティストとパートナーシップを組むなど、ラグジュアリーと現代アートとの関係を深める取り組みをつづけているルイ・ヴィトン。表参道のランドマークともなっている、ルイ・ヴィトン表参道ビル7階にあたらしいアート空間「エスパス ルイ・ヴィトン 東京」を誕生させる。
ルイ・ヴィトンのアートスペースは、2006年にオープンしたパリ・シャンゼリゼ通りにある本店につづき、2カ所め。パリのエスパスでは、年3回のコンテンポラリーアートのエキシビションや朗読会、アートトークなど「アート・オブ・トラベル」をテーマにした展覧会をこれまでに15回以上開催、20万人を超えるひとが訪れた。現在では、フランスの重要なアート施設の一端を担う存在となっている。
エスパス ルイ・ヴィトン 東京は、2002年9月に建築家の青木淳氏が、積み重ねたトランクにインスピレーションを得てデザインしたルイ・ヴィトン表参道ビル7階につくられる。天井高8.45メートル、面積193平方メートルのスペースは、訪れるひとたちがまるで空に浮かぶガラス張りの異空間に入ってしまったような印象を味わうことができる特別な空間だ。
パリのエスパス誕生5周年を記念して、あらたに誕生する東京のエスパスでもパリ同様、若きアーティストや著名なアーティストらの個展やグループ展を幅広く展開していく予定で、日本人アーティストの独自の作品を展示できるようサポートもしていくという。
オープニングを飾るのは、2009年ヴェルサイユ宮殿でのエキシビションが世界的な評価を受けたフランス人アーティスト、グザビエ・ヴェイヤン。
地上と天上を結ぶようなエスパス ルイ・ヴィトン 東京からインスピレーションを得て制作された「Free Fall」など新作4点が訪れるひとの目に訴えかける。
ヴェイヤン自身も「この空間は私に、アートを通じて精神的、そして空間的側面を再構築させたと言えるでしょう」とコメントしているエスパス ルイ・ヴィトン 東京。あらたな文化が生まれるであろう、アート空間から目が離せない。
"Free Fall" by Xavier Veilhan
会期|2011年1月15日~5月8日
会場|エスパス ルイ・ヴィトン 東京
東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7階
Tel. 03-5766-1088
開館時間|12:00~20:00
休館日|不定休
※但し1月15日(土)のオープニング当日のみ開館は18時まで。
入場料|無料