Lounge
2015年3月12日

MY LABEL&MY+展示会速報

『エム・ワイ・レーベル』
『エム・ワイ・プラス』
2007-08 Autumn&Winter 展示会レポート

吉田眞紀さんの世界がますます拡充!

『オウプナーズ』で「身近なグッドデザイン」を好評連載中のプロダクトデザイナー、吉田眞紀さんが手掛けるジュエリーブランド 『エム・ワイ・レーベル』 の展示会が6月某日、表参道のカフェにて催された。
吉田さんのデザインによるレザーブランド 『エム・ワイ・プラス』 の展示会も同時開催。その模様と注目の新作をいち早く紹介します。

edit by Daisuke Hata(City Writes)Photo by Jamandfix

やわらかな輝きを発するシグネットリング

エム・ワイ・レーベルが発足した1998年以来、意外とも思えるほどメイン素材として使ってこなかった “K18イエローゴールド” と “K18ホワイトゴールド” を採用したシグネットリングが、今回初お目見えした。

その理由を伺うと、「イエローゴールドは日本人男性が身に着けるにはちょっぴり派手な印象があります。ホワイトゴールドは硬質な艶が自分好みではなかった。今回、細かなサンドペーパーで表面を削ってみたところ、初めて納得できる質感が表現できました」とのこと。

ブラッシングはすべて職人の手作業によるもの。リングへ目を向ければ、なるほど表面を削ったことによって艶感が抑えられ、やわらかな雰囲気へと仕上がっている。『エム・ワイ・レーベル』 らしいミニマルデザインと相まって、繊細な美しさが感じられた。

プラチナやスターリングシルバー、金を銀などからなるオリジナル素材のオリエンタルシルバー®を用いたピュアな煌めきのシグネットリングも展開される。

ちなみに 「シグネットリング」 とは身分証明の役割を果たす印章指輪のことで、ヨーロッパでは男性がこれを小指にはめる習慣がある。

本リングも小指用サイズのみが展開され、イニシャルを彫刻することが可能。「ヨーロッパの伝統ある指輪文化を、日本の成熟した男性にもぜひ採り入れてほしい」 というのが吉田さんの願いだ。

ジュラルミン製のモダンなシガーケース

このところ充実しているシガーグッズにも新顔が加わった。それがネジ式のフタをそのままデザイン要素として表現した、こちらのシガーケース。計7本のネジ溝がスパイラル状に並ぶ様が、どこか未来的な雰囲気を醸している。

本体は航空機の素材としても使われるジュラルミン製。これにより薄さと強度を両立させている。また筒状のフタ全体にネジ溝が掘られているため、長さを調節する機能もある。プロダクトデザイナーである吉田さんらしい、じつに理に叶ったデザインといえよう。

女性ウケもいい!?
パステルカラーのシェル製カフリンクス

カフリンクスだけにボタンモチーフ、というウィットに大人の遊び心を感じるスターリングシルバー×シェルのカフリンクス (2007年春夏コレクションモデル。発売中)。
パステルカラーの淡い発色が、天然貝特有のグラデーションを損なうことなく表現されている。
これを実現するための技巧として、薄くスライスしたシェルの裏側から塗装を施すという、時計のシェル文字盤に用いられる工法を応用したとのこと。
シックにしてどこか可愛らしい、オンスタイルのさりげないアクセントとして活躍してくれそうな逸品だ。

大人の迷彩。
『エム・ワイ・プラス』 の新作ウォレット

今春スタートしたレザーブランド『エム・ワイ・プラス』からは、迷彩柄をプリントしたウォレットが新登場。こちら、「大人に似合う迷彩」 がコンセプトだそうで、リアルな軍モノとは一線を画した控え目で上品な風合いが特徴。迷彩パターンもどこどこ軍の……というのではなく、いちから起こしたオリジナルである。

ブランドを象徴するディテール、取り外し可能のチェーンももちろん付属する。さりげなく漂う遊び心に、展示会に訪れた人々からも絶賛の声が上がっていた。

デザイナーの吉田眞紀さん

→[rumors] M.Y.LABEL 商品一覧へ

掲載商品は、9月より発売予定 (カフリンクスは発売中)。
商品に関するお問い合わせはエム・ワイ・レーベル株式会社
TEL.03-5464-5259まで

           
Photo Gallery