コウケンテツ監修の「ブータン弁当」や工芸品の販売も

2003年、ブータン王国の前国王王妃、ドルジ・ワンモ・ワンチュク王妃により設立された「タラヤナ財団」と、日本の社会福祉法人「佛子園」が弱者支援を共通理念として、2012年にパートナーシップを交わしたことから発足した社会貢献活動「BHUTAN in BHUTAN」。そのプロジェクトお披露目の第一弾となるイベント「日本橋 街大學 知るカフェ ブータンウィーク」が開かれる。

会場では、料理研究家のコウケンテツ氏が監修した「ブータン弁当」を限定販売。ブータンの一般家庭で料理を学んだコウケンテツ氏が、現地の味にこだわって考案したレシピで、ブータン製の竹かごに入れられた。

またアートディレクター高岡一弥氏とプロダクトデザイナー鈴木啓太氏がブータン国内を2000キロにわたり移動しながら、各地の職人を訪ね、協同でつくりあげた竹製のカップ、抹茶碗、小皿などのオリジナル商品や、ブータンの農村で長年愛用されている竹製のちりとりなどの工芸品も登場。ブータンのあたたかな風土を感じられるアイテムが並べられる。

さらに写真家津田直氏によるブータンの写真の展示・販売や、代々木上原の人気餃子店「按田（あんだ）餃子」の店主であり、ブータン各地の郷土料理を研究した按田優子氏プロデュースによる「ブータンカフェ」もお目見え。ブータンをイメージしたバター茶やパンケーキ、アイスクリームなどを味わうことができる。

© Nao Tsuda　Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography/ Film.

3月28日（金）の開催セレモニーに合わせて、ブータンからミュージシャンが来日して生演奏を披露するなど、さまざまなイベントも予定されているブータンウィーク。日本人が失いかけている、土地に根ざした暮らしから生まれる「本当の豊かさ」について考える場となりそうだ。

「日本橋 街大學 知るカフェ ブータンウィーク」
日程│3月26日（水）～31日（月）
時間│10:00～19:30
※開催セレモニーは28日（金）11:00～12:00
会場│日本橋三越本店　本館1階中央ホール
東京都中央区日本橋室町1-4-1
Tel. 03-3241-3311
http://www.bhutaninbhutan.com