NEWS|シンポジウム「シェアの未来」第1回開催
今月から4回にわたりコワーキングスペース「THE TERMINAL」で開催
シンポジウム「シェアの未来」とは?
「シェア」をキーワードに、いま私たちのまわりで起こりつつあること、その背景にあるもの、その先に私たちが目指すベき社会をあきらかにしていきたい――「シェア研究会」が主催するシンポジウム「シェアの未来」の第1回が、4月22日(日)に開催される。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
いま話題の“シェア”の射程を広げるシンポジウムに参加しよう
シェア研究会のメンバーである成瀬友梨さんは、「私と猪熊(純)は大学のほかの研究者たちと、シェア研究会というチームで、国内外の“場所のシェア”の事例(シェアハウスやコワーキングスペースなど)の調査などをしています。場所・もの・情報などをシェアするという考え方には、大量生産・大量消費時代の私有や消費とはあきらかに異なる価値観が見てとれます。近年、急速に広まりつつある『シェア』は、私たちの生活に、そして社会になにをもたらすのか。
今回は、こうしたあたらしい動きを作り出し実践する方々をお招きし、『コミュニケーションのシェア』『シェアの経済学』『クリエイティビティのシェア』の3回テーマセッションと、そのまとめとなる『シェアの未来』の、計4回のシンポジウムをおこないます」と語る。
第1回 コミュニケーションのシェア
開催日|2012年4月22日(日)
時間|14:00~17:00 シンポジウム / 17:00~18:00 懇親会
参加費|1500円(1drink+food)
会場|THE TERMINAL 1F(http://theterminal.jp/)
申し込み|参加希望イベント名・第何回目参加希望(第1回or第2回)・参加者代表名・参加希望人数を記入して<info.terminal01@gmail.com>まで。
シンポジウム「シェアの未来」
http://theterminal.jp/share.html
<第1回内容>
SNSやツイッターなど、インターネットを介して日々膨大な量のコミュニケーションがおこなわれているが、リアルなコミュニケーションとそれが生まれる場もなくてはならないもの。第1回は、あたらしい働き方・住まい方を軸にコミュニケーションを生み出す場について考えていく。
安藤美冬さんには、複数の拠点を持ちながら働くライフスタイルの実践者として、コワーキングスペースでの働き方や空間に対する要求についてを、島原万丈さんには全国でのシェアハウスの拡がりから、近年住まいに起きている変化についてを、萩原 修さんにはデザインや文具に興味のあるひとが集まるコミュニティスペース「つくし文具店」での取り組みを中心にお話いただく。
コメンテーターには馬場正尊さんを迎え、登壇者とのディスカッションをとおして、コミュニケーションの場の作り方のヒントを探っていく。
登壇者|安藤美冬(フリーランス)、島原万丈(リクルート住宅総研・主任研究員)、萩原 修(プロジェクトディレクター)
コメンテーター|馬場正尊(建築家・Open A代表・東北芸術工科大学准教授)
モデレーター|成瀬友梨(建築家・東京大学助教・成瀬猪熊建築設計事務所 共同主宰)、猪熊 純(建築家・首都大学東京助教・成瀬猪熊建築設計事務所 共同主宰)
4月22日の出演者プロフィール
http://theterminal.jp/share_speaker.html
第2回 シェアの経済学は5月26日(土)、第3回 クリエイティビティのシェア(6月開催予定)、第4回 シェアの未来(7月開催予定)
シンポジウム「シェアの未来」
企画|シェア研究会 有志
メンバー|成瀬友梨(建築家・東京大学助教・成瀬猪熊建築設計事務所 共同主宰)
中村 航(建築家・博士・東京大学特任助教)
門脇耕三(博士・明治大学専任講師)
猪熊 純(建築家・首都大学東京助教・成瀬猪熊建築設計事務所 共同主宰)
浜田晶則(建築家・studio_01主宰)
メンバーのプロフィール
http://theterminal.jp/Share_Member.html
企画・会場協力|コワーキングスペース「THE TERMINAL」