波佐見焼を代表するメーカーが歩んだ10年の足跡が豪華な一冊に|MARUHIRO
DESIGN / PRODUCT
2022年10月21日

波佐見焼を代表するメーカーが歩んだ10年の足跡が豪華な一冊に|MARUHIRO

MARUHIRO |マルヒロ

倒産寸前からV字回復を遂げ、今や波佐見を代表する陶磁器メーカーとなったマルヒロ。10年の足跡が720ページからなる一冊に

400年の歴史を誇る波佐見焼。この伝統を引き継ぎながら食器やインテリア雑貨を展開する「マルヒロ」が、2020年に自社ブランド設立から10周年を迎えた。その歩みを特殊な装丁でまとめた『MARUHIRO BOOKS』が刊行された。

Text by WAKABAYASHI Satsuki

馬場匡平氏は、2008年に父親からの申し入れで倒産寸前の「マルヒロ」に入社。24歳の青年は会社再建のために奔走し、2010年にはオリジナルブランド「HASAMI」をローンチ。異例のヒットを記録する。V字回復を遂げた同社は、陶磁器メーカーという枠にとどまらずに躍進し、2021年には私設公園「HIROPPA」をオープン。大きな話題となっている。
『MARUHIRO BOOKS』は、オリジナルブランドを立ち上げてからの10年をまとめた一冊。アイテムやプロジェクトのビジュアルをまとめた「BOOK01: Product and Artist Collaboration」と、マルヒロにまつわる用語を集めた事典「BOOK02: Encyclopedia of MARUHIRO」の二つで構成されている。頁数は720にも及ぶ。
本書の刊行を記念し、中目黒・happaにて『マルヒロの今までとこれから』と題してエキシビションを開催。『MARUHIRO BOOK』の内容に沿ったアーカイブ展と、実験的な新作アイテムや新しいプロジェクトを展示する。波佐見焼の魅力と同社の熱量にぜひ触れてほしい。
『MARUHIRO BOOK 2010-2020, 2021-』
サイズ|H22cm W13.8cm D7.5cm
装丁|本文ドイツ装+スケルトン装、Wスイス装仕上げ、三方背ケース入り
重さ|1.78kg
頁数|720頁
価格|2万2,000円
                      
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