アウディSモデルのフラッグシップ、新型S8がデビュー|Audi
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2020年8月26日

アウディSモデルのフラッグシップ、新型S8がデビュー|Audi

AUDI S8|アウディ S8

アウディSモデルのフラッグシップ、新型S8がデビュー

アウディ ジャパンは8月25日、フラッグシップセダンA8シリーズのハイパフォーマンスモデル「S8」を同日から発売すると発表した。

Text by HARA Akira

最高出力571psの4リッターV8ツインターボエンジンを搭載

Sモデルは、圧倒的なパワーと環境性能を両立する先進のエンジンと、クワトロ フルタイム4WDシステムを搭載し、力強いパフォーマンス、優れたダイナミクス、そして高い実用性を兼ね備えたアウディのスポーツモデルの名称で、S8 は アウディのラインアップにおけるフラッグシップモデルとなる。
パワートレーンは、最高出力571ps、トルク800Nmを発生する4リッターV8ツインターボエンジンに、8段ティプトロニックトランスミッションを組み合わせ、駆動方式はクワトロ(フルタイム4WD)を採用。48Vリチウムイオンバッテリーと、クランク軸にベルトを介して連結されるBAS(ベルト オルタネーター スターター)を中核技術とするマイルドハイブリッドドライブシステム(MHEV)を搭載し、48Vという電圧を背景に、エナジーリカバリーシステムにより、高いエネルギー回収効率を実現した。また、減速および惰性走行時には、シリンダーオンデマンド (Cod)により、エンジンを停止して燃費を改善する。
エクステリアは、前後バンパーがS8専用のデザインとなり、4本出しの楕円エキゾーストフィニッシャーや、9Jx21のアルミホイール5ダブルスポークデザインを採用。インテリアはスポーティさと上質さを高い次元で両立するカーボンのデコラティブパネルや、バルコナレザーを用いたスポーツシートを採用した。

シャシーにはレーザースキャナーやカメラセンサーを用い、路面の凹凸を先読みし、サスペンションストロークをアクティブ制御するプレディクティブアクティブサスペンションを搭載。また65km/h以下ではリヤタイヤはフロントと逆方向に最大5度まで電子制御により操舵し、都市部などで最小回転半径を小さくして取り回しの良さに貢献、中高速ではリヤタイヤはフロントと同方向に操舵され、操縦安定性を向上させるダイナミックオールホイールステアリング(四輪操舵)を装備している。さらに、リアスポーツディファレンシャルをクワトロに組み合わせ、快適かつダイナミックな走行性能を実現したという。
新型S8のボディ構造は、アウディのブランドスローガン Vorsprung durch Technik(技術による先進) を体現し、初代A8に採用以来進化を続けるASF(アウディスペースフレーム)を採用。アルミニウムをはじめ、スチール、マグネシウム、そしてカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)を適材適所に組み合わせ、高強度・高剛性なボディにより、正確なハンドリングや高い静粛性を実現している。価格は2,010万円となる。
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